おゆきの日々
 秋田・八幡平の山懐で:

折々の日誌 あっという間に12月



2017.12.3 

 暦は変わりあっという間に12月に入った。
毎年同じことを言っているようだけれど、やはり年々月日のたつ速さが加速していっているのではないかと驚かされている。
そんな中で今年もこの日までには何とか外回りの越冬準備を終えることが出来てホッとしている。

  

 天気予報を見ていると日に日に日本海地方は真冬の態をなし、太平洋側は晴れの日が多く、こちら日本海側は殆ど雪の日々となっている。
それでも天気予報ではその日雪、となっていてもそれは一律的な予報であるから、それぞれの場所では朝は輝くような快晴があり、その後昼頃から雪になり始めたりすることがる。

カモシカは今日も元気
晴れた日の楽しみ 散歩途中で見つける生き物の足跡









また朝からずっと吹雪いていたのに、夕方近くなって急に日が差し込み始め、白銀が夕映えの色で包まれることもある。
こんなことまで一律の予報では表せないのは当たり前だろうけれど、途中で雨になったり、晴れたり雪になったりとたった1日の中でもかなりの変化が見られるものだ。
そんな合間を狙っては外作業を進めてきた。
今日は雪だと思っていた時に急に晴れ間が覗いたりした時は、「オ、今日は儲かった、ラッキー!」と言えるようなことはチョコチョコとある。
ラッキーと思う気持ち、それは晴れていれば外でも色々作業が進められるからだし、勿論室内でも気温が上がれば動き易くなる。

昨日1本目のマフラー完成、今日から2本目に入る










何より晴れた時の雪景色の素晴らしさを目にすると、日ごろの文句も消えてしまうからでもある。




ー室内を飾るこの時期の生け花ー
今頃は生花が全く無くなっているので、そんな中で集めたもの

豆柿の枝と実、乾燥した菊、乾燥した紫陽花、
来年の芽をつけているクロモジの枝(緑っぽい)、モミジの枝(赤)、
知らない枝々、そこに杉の葉の鮮やかな緑を配してみたら、全体をぐっと引き締めてくれた。

いつも勝手な生け方をして、相変わらずセンスないなあと思う。
でも、朽ちた物、枯れた物、振り向かれない物の中から少しでも
美しさを探し出すことの楽しさを味わっている。



 明日12/4は満月、それもスーパームーンの日だ。
「スーパームーン=日本大百科全書(ニッポニカ)、地球にもっとも近づいた状況で満月あるいは新月になった月の姿、あるいはその現象。見かけの大きさが平均より大きく見える。」

 昨年の秋の織りん娘会終了後、盛岡駅まで仲間たちを送った帰り道に丁度
が出始めた。
それは丁度
スーパームーンの夜で、大きく美しい月と共に家まで帰った楽しかった夜が思い出される。
明日の予報は雪、さてどうなるだろう?

 この先は春までこんな一喜一憂の日々の繰り返しとなることだろう。
世の中全てがマイナスだけということはない筈だからこそ、このような環境でも人々は昔から住み続けて来られたのではないかと思う。
                     
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