おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


【折々の日誌】 秋本番  


2018.10.12

  今年の里の方の田圃は台風の影響も受けず、無事に稲刈りを終えられたようで安堵した。
八幡平も日一日と寒さが加わり、いよいよ秋本番といった風情を迎えている。


 9月中頃から頂上の草紅葉を皮切りに、
 ふけの湯、後生掛、大沼と紅葉は徐々
 に山を下り、今小舎の周辺が色付き始
 めてきた。






毎朝窓の障子を開けるのが楽しみな時でもあり、ガラス越しに向かう景色は刻々と変化し、その
都度感嘆の声をあげてしまう。毎年のことながら飽きもせずに、である。

 先日、体育の日3連休の中日に、ゆきの小舎恒例の大イベントきりたんぽ鍋の会を開催した。
毎年人気の行事だが、今年もお陰様で大入り満員、賑やかに大盛り上がりとなった。
みんなで鍋の材料の野菜から手分けして切り、炊きたてアツアツご飯を半殺しにしてたんぽを作り、

 
ご飯を炊いて半殺し!           自家製の石炉で杉の串に巻いた「たんぽ」を焼く


そして美味しい「きりたんぽ鍋」の完成

 八幡平は秋の紅葉シーズンが最も賑わうが、小舎も同じ。このシーズンの中でも最も賑わうの
が、このきりたんぽ会である。今年もこのイベントを無事に終え、シーズンの大きな山を越えた。
あとは1~4人位の方々がポツリポツリとみえ、濃い実のある話やのんびりとおかしい馬鹿話など
語らいを楽しんでいく日々となる。
その間には天候を見ながら畑や庭の最後の収穫と整理などをしていくのが、この季節の我が家の
暮らし方となっている。

 今年は野菜や花々の種や苗を仲間たちと交換し合うなどして、新たな喜びも増えた。
まだ霜も雪もふっていないけれど、もう時間の問題かもしれない。何とか寒くならない内に外
仕事を終えたいものだ。


 畑では大根、赤大根、春菊、長葱、ノラボウナ(葉物)、
 菊芋、大豆などが収穫を待ち、庭では花々の収穫、植え
 替えや整理が待っている。


 ←菊芋の花





そしてそしてそれらの合間をぬって、この期間なかなか行けなかった紅葉見物に遅ればせながら
行くぞ~!っと楽しみにしている私達2人である。

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