おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


折々の日誌】 '18秋の織りん娘会 


2018.11.9 

  先日6日をもって今期ゆきの小舎の営業を無事終了することが出来ました。
 春~秋までの日々今年も素晴らしい出会いをありがとうございました。
 この10月は特にいつもになく沢山の方々においでいただき嬉しく思いました。
 今は畑に残った作物の収穫や整理、庭の樹木・建物の雪囲い等々、越冬準備に追われる
 日々を過ごしています。

 今日は実に久しぶりの雨となった。
11月に入ってずっと考えられないような温かさが続いてきたが、いよいよ来週あたりから寒さ
が例年並みに戻るそうだ。
温かかったお陰で何をするにも動き易く、今年の晩秋は大いに助かっている。

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 【みんなで弘前城へ】
 さて毎年夏と秋に行う我が織りん娘会、今年の秋も先日11/2~4日の2泊3日で行った。
今年は様々な事情で参加者が少なかった。
例えば丁度織りん娘会の頃に娘さんのお産を手伝いにアメリカへとか、ご主人が体調を崩さ
れた方、降雪前に家の改修を済ませなければと言う方、ワンちゃんが超高齢で3日も家を開け
ると心配と言う方、日々激務で都合が付けられない、といった方々が重なってしまった。
なかなか全員が揃うのは難しい年代でもあるようだ。


参加者はフーちゃん、あっこちゃん、ひとみちゃんの3名。

それで少人数でもあることだし、余りに天気も良かったので紅葉見物にでも行こうか、と即
簡単に決まってしまった。行き先は弘前城

 昨年のそこの紅葉が余りにも見事だったので、今年も丁度同じ頃だしと楽しみに出かけた。
ところが今年は暖秋でモミジの色付きが今一歩、いや二歩、三歩、赤色の鮮やかさがまるで
違っていた。昨年の絢爛豪華なあの輝きとは比べるべくもなかった。


 けれどその日はまれに見る大快晴、暖かく、
 風もなし。寒くもなく暑くもなく、広い城
 内のぶらぶら歩きにはもってこいの最高の
 天気だった。

 色付き浅いモミジ越しのくっきりとした
 青空がまぶしかった。





 サナシ・・・弘前城内にある姫リンゴの
 原種の樹(遠目からも美しい色だった)









 私たち夫婦のお気に入り弘前城の大銀杏は、まだ
 真っ黄色にはなっていなくてちょっと残念だった
 けれど、その日も背の高さとその樹形で圧倒的な
 存在感を示していてみんなを感動させてくれた。

 ←これは昨年撮影したもの







 久しぶりに有料区域に入ってみる。100年に1度の石垣大修復の様子が足元間近に見られる
ようになっており、その作業風景も興味深かった。


  広場の真正面にはド~ン
 と霊峰岩木山の姿がせまっ
 ており、秋の澄んだ青空の
 元、独立峰の美しくなだら
 かな山すそが優雅に伸びて
 いる。
 すそ野は連なるりんご畑の
 紅葉か、紫色に見える素晴
 らしい景色がそこに広がっ
 ていた。


お城だけでは昨年ほどではなかったにせよ、(昨年はどこも私の一生でも初めて位の特別の美し
過ぎの年だったようだ)往復の道中も含め、全体としてはどこもかしこもキレイ!を連発しどう
しだった素晴らしい紅葉日和を満喫出来た1日となった。

ちなみにコースは小舎発―毛馬内―坂梨峠ー碇ヶ関-弘前ー黒石ー滝ノ沢峠ー十和田湖西岸ー
大湯ー花輪ー小舎
着。ここは紅葉時のおすすめコース!

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小舎で
 予定の日程日より1人1日前から来てくれたフーちゃん。
彼女とは一緒にクルミを拾ったり、自然に落ちた山ぶどう拾いをしてジュースを作ったり、家
の前の山道をブラブラ歩いたり。
夕食後にはお喋りしながら2Kもの沢山のクルミの実を一緒に取り出して貰ったり、そんなに剥
いたのかと思えない位あっという間の楽しい時間を過ごした。

 日程の1日あと迄1人残ったあっこちゃん。
彼女には一緒に畑に入りキクイモを全部掘り出すのを手伝って貰った。かなりの量だった。
あれを一人でやったら倍の時間がかかってしまうから本当に助かった。
掘り上げたキクイモを二人で小川の淵まで運び、その流れの冷たい水でキクイモの泥落しを
したけれど、幸い暖かな1日で楽しい楽々作業となった。


 夕食後は本来の糸(染めを含む)と針を楽しむ織りん娘の会と
 なり(?)、今回は2人で簡単に仕上がってしまうミニペット
 ボトルのカバーをかぎ針編みで作ることにした。









 かぎ針編みは私も久しぶりだったけれど、やり始めたら楽しく
 て、同様のあっこちゃんもやはりはまってしまったようだ。

 滞在中には時間切れとなり、家に持って帰り完成させたとい
 うあっこちゃんの作品





 みんなでこれらを出来たらもっと良かったと思うけれど、それぞれの事情で仕方がないことだ
し、いつかまた全員が集まれる日を楽しみにこれからも細々とでもこの会を続けていきたいと思
っている。
                               
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