おゆきの日々

  今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

折々の日誌 >波動整体初体験


2016.6.20

先日盛岡の少し先にある町へ、Aさんの波動整体を受けるために行ってきた。
私は波動という目に見えない世界の治療術を受けるのは初めてであり、見たこともなかったので興味深かった。
紹介してくれた小舎仲間のEちゃんからある程度のことは聞いていたが、やはり実際に受けるまでは一体どんな風にやるのか判らないので、夫と2人で「手先から何か出てくるのかな」などと勝手なことを言い合い一種の期待感も持ちながら車を走らせた。

子供の頃から私は腰と足が弱く、娘時代、そして現在に至るまで
時々は普段の生活に支障をきたすこともあり長いこと辛い思いをしてきた。
小舎の開所30周年パーティーの2~3日前にも、草取りをしていて強く引いた瞬間思い切り身体がはじかれ腰の辺りでブチッ!と凄い音がした。何回か体験済みのギックリ腰とは違う嫌な音と痛みで、全く動けない状態になってしまったことがあった。

それでも
パーティー当日は魔法がかかってしまい(?)、座ることも出来なかった状態から皆さんの前にしっかりと座ることが出来た。おまけに最後の頃にはみんなと踊りだしてしまう始末、そして翌々日みなさんが全て帰られた後、再び前よりもひどく動けなくなってしまった。
一体私の身体はどうなってしまったのだろう?気が張っているという状態は考えられないようなことが起きることを体験した。

以来そこの部分がいつもしこりの原因場所のようになって、
何をする時もそこにちょっとでも触れると飛び上がるような痛さを感じ、常にそこに触れないよう細心の注意を払いながら、動作の始めにはゆっくりと動き出すようになっていた。

足は足で昔からだるいし、よくつってしまう方だった。横断歩道を急いで渡ろうなどと慌てると尚のこと途中で、ピッとつってしまうこともあり、何度か怖い思いもした。マラソンもよくつるので走るのも怖い。
それよりも最近は腰かけの姿勢が殊に辛い。長い時間腰掛けているとだるくてどうしてよいか判らなくなる。お客様がない時は勝手な姿勢をとれるが、そうでない時は我慢我慢だ。
まだ独身で小舎をやっていた時は、夕食後の団欒時になると、
よく知っている常連さんばかりだったのでありがたかったが、「ごめんなさい、ちょっと横にならせて貰うわね」といって、横になりながらみなさんとお喋りを楽しんだことも何度か。(ひどく失礼な宿主だった!)
そんなふうなので読書をしたり、パソコンを操作したりの時間が長くなると、じっと落ち着いた体勢が保てない。どんな姿勢を執っても長く持たず、心行くまでゆっくりと本も読めなくなってしまう。

私たち夫婦は私の病気以来西洋医学から離れてしまい、病気は発症した箇所だけを見るのではなく、全体を見て初めて判るもの、ということを学んできた。
そんな流れの中で、辛い足の問題もきっと何か他の所、例えば腰の悪さや、自分では判らない他の部分が崩れたことにより(バランスが崩れたり、ずれたり)、全ては繋がって現れてくるのだろうと思うようになっていた。
そこでそのような診方をして貰えるいい所はないものかと、漠然と探すようになっていた。

そしてある日、たまたま
Eちゃんとのお喋りの中で彼女が腕を痛め、それをある方から紹介された
治療室へ行ったら、3回通っただけで完治してしまったという話を聞かせてくれ、待っていたのはまさにこれではなかったか、と私には思えた。

  
現在の畑の鈴なりスモモ    鈴なりプルーん        房スグリ

そこは誰かの紹介と
予約が必要で、宣伝もしていないのに口コミだけで評判を呼び、遠くからも行く人がいていつも大変混んでいるらしい。
夏迄には1度診て貰いたいと思っていたので、丁度6~7月は小舎としては暇な時期であることを考えこの時期を選び電話をすると、幸い平日で近い日取りが取れた。予定を自由に組める自営業のありがたさに感謝した。

治療室は住宅街の中にあり看板も何もない、まるで普通のお宅のような建物の一室が、こじんまりとした
清潔な雰囲気の治療室になっていた。早めに着いたところ、そのまま診ていただく事が出来た。最初に問診、これまでの体調説明などしばし時間がとられた。

先にも書いた何かがブチっと切れたような感覚で腰を痛めた時の話をしている内に、ふっと思い出したことがあった。
そ れは30年近く前、山菜採りの最中に足を滑らせ、大きな石の上に思い切り尻餅をついたことがあった。あまりの痛さに気を失うほどであったが、どうにか家へ 戻り夫に病院へ連れて行って貰った。尾てい骨にひびが入っているとのこと、処置の施しようはないので、時間が経つのを待つしかないと言われて帰ってきた。
そのことが大きな要因になっていないか、と今更のように思い出して話してみたところ、
それは最も重大なことであったようだ。多分尾てい骨を打った衝撃で仙骨がずれてしまったのではないか、と考えられるとのこと。

問診の後に治療台に横になり背中、腰、足とざっと触れていき、右の骨盤が異常にづれて
大きく左の方に曲がってきていることを告げられた。足の様々な不調もそのずれによって起こっているのだろうとのこと。血液の流れが悪くなっていることでしびれ易く、つり易くなり、足の付け根、ももの裏はパンパンに固まり、ふくらはぎの筋肉も固まり、足全体の不調となり、腰も相当痛んでいるとのこと。

手 がそのまま背骨に沿って上がっていくと、今までは感じたことがない大きな痛みのある箇所が背骨の両側にあるのを感じた。そして肩も凝ったという経験がな かったのにこんなに肩も首もコチコチですよ、と言われ本人が驚いたほど。1度痛みを感じると今まで感じていなかったのが嘘のように、眠る子を起こされたよ うにそれからは痛みが消えなかった。
背骨は身体の中心を通り至る所に繋がって影響を与えている。これだけ固まっているのに何も感じていなかったということは、それだけひどく懲りすぎて身体が鈍感になっていたのだそうだ。
また私は大きな手術をして体内をいじっていることも伝えると、細かな繋がりの感覚もそのために鈍っているのは確かだろうとのこと。

人間の身体で最も大事なのは仙骨であり、これだけは医者も触れないものなのだとか。下手にいじると死にいたることがあるそうだ。
その大事な仙骨を痛めてしまった影響で、身体の様々な方面に歪みやずれが起きてしまっているようだが、そのずれを波動により整体へ矯正していくことは可能だと言ってくださった。

ー案内書を読むとー
《波動整体》
痛い場所から出ている波動(波長)を読み取ることにより、根本原因を探し出します。そして原因となっている歪んだ骨格を波動エネルギーを使って
波動修正(矯正)致します。--------
とあった。

とりたてて強く押すでもなく、揉むでもなくだた軽くさすっているだけのように感じるのに、要所要所で痛いっ!と思わず叫んでしまう位つぼを押さえられる。す~と手を流していくと悪い箇所が判るのだそうだ。それが波動エネルギーなのか!痛む箇所からと施術士の手の双方から目には見えないエネルギーが出ているらしい。
そうして順々に固まった筋肉をほぐし歪んだ骨格を修正し、全ての痛みの元であった仙骨骨盤のずれを、この波動で元通りにしていただいたようだ。
仙骨は1度元通りになれば、余程のことでもない限りはそう簡単にずれるものではないらしい。

実質30分位の施術時間の後、治療台を下りると全身をほぐされ矯正されたお陰か、血行もよくなり身体が熱くなっていた。
台から下りる時も、いつものように腰をいたわりながらのソロソロもなく、意外にさっと下りられたことに驚いた。これが正しい本来の位置に骨格が戻った状態であるらしい。
夫はこういうことに関心を持っていて、すぐ脇で興味深そうにじっと見ていてが、終ってからも色々と質問をさせて貰っていたが、大変判り易く、話し易く接して下さる先生だった。
こうしてその日身体は少し楽になったが、これまで長い時間かかって溜めてきたことなので、すぐ完治という訳にはいかないだろうとのこと。更に治療によって身体に変化が起きるかもしれないので、また痛みが出た時、1ヶ月に1度位、来られる時に来れば良いとのことだった。

元々子供の頃から骨盤がずれていたようで歩き方もヒョコヒョコとしていたし、腰が弱かった所に年々様々な付加がかかっていたのだが、更にこれでもか!と
尻餅を着いてしまった。その後もブチっと何かの筋を切ってしまったようなあの腰痛まで加わり踏んだり蹴ったりの状態になっていた。
尻餅をついた時、病院ではなく、整体で診て貰っていたらこんなに酷くはならなかったかも知れない。でも今だからこそこのような波動エネルギーの世界もすんなりと受け入れらるが、その頃はまだ病院以外の選択肢なぞ考えもつかなかった私たち2人でもあった。

西洋医学では身体全体の繋がりを全く見ない。もし長く続く原因の判らない不調の場合は、まず東洋医学系で診て貰う方が賢明だとつくづく思う。よい所を紹介されてありがたかった。



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