おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で: 

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2016.10.16


 10月に入ってやっと最初の更新、前回から1ヶ月余りもたっていてびっくり!
この季節は何がどうという訳でもなさそうに思えるのに何やら落ち着かない。
でもよく考えてみると(そんなによくではないけれど・・?)どっこい、この季節、色々なキーポイントがあったあった。
キノコ採り、秋風、紅葉、
収穫、畑じまい、初霜、初冠雪、初雪、小舎の大きなイベント、と結構書きたいことが目白押しだった。

 秋を活ける

優先事項を考えながらそれぞれを迎えこなしていこうと
そんなこんなで気もそぞろ、何となく気持も浮き足立って落ち着かなくなっていたようだ。そして結果的には何も書けずにこんなに更新が遅れてしまった。・・・と言い訳タラタラ~。

 さて10月もあっという間に半ばを過ぎた。
小舎の今期最大イベントだった「広島焼き大会」「切りたんぽ鍋の会」も無事大盛況の内に終わり、収穫、畑じまい、と畑や庭の方も今は順調に片付けが進んでいる。









心残りは
キノコ採り、昨年は散歩の度に毎日少しづつ採りためたり、しっかり採りに行って沢山採れたものは缶詰にも出来たのに。今年は春のたけのこ採りのシーズンから始まった熊の出没騒ぎが、秋のキノコシーズンに入って再び発生し、こう度々事故が重なるとやっぱり、山へ入るのを躊躇してしまうし、怖くて散歩の回数も激減してしまった。
そんな訳で今秋は殆どキノコ採りに行っていないのが何とも残念でならないし、気分も未消化。
歩かないのですっかり運動不足にもなってしまい、これにもちょっと困っている。

気温は全体に高めの日が多く、紅葉も雪も今年は大分遅れているようだ。
ちなみに昨年の八幡平頂上初冠雪は10/14日、前年より2週間早かったようだったが今年はまだ。まぁ、昨年は早すぎた感もあるけれど。

紅葉も例年ならとっくにピークを過ぎている筈の大沼~後生掛温泉周辺も、今年は今がピーク。
ニュースで気になって今朝、お客様をお見送りしたあとサッと行って見ると、日曜日で快晴の天候も幸いしてか、大沼の駐車場は久々の混雑で賑わっており、こんな光景は久しぶりだったので地元に住む者にとってはやはり嬉しかった。



大沼を取り囲む遊歩道はオレンジ色に包まれていたし、後生掛温泉から営林署保養施設の建物周辺が最も鮮やかな錦に彩られ、高原ホテル入り口角の
モミジは、いつものように今年も見事に真っ赤に染まっていて本当にきれいだった。


紅葉の八幡平大沼スキー場
 準備も着々と雪を待つ (このてっぺんの裏側が蒸の湯温泉)

小舎の周辺に紅葉が下りてくるのも
あと少しで時間の問題、楽しみでもあるがその分寒さも一段と深まってゆきそうだ。
最近まで暑いとか涼しいとかその日ながらに感じていたのに、これからはもう寒さ一辺倒になってしまう。そしてその季節が一年で一番長い。
つい先
やっと雪が融けて春を迎えたと思っていたのに、あれからあっという間に夏~秋、そしてまた冬へ、そう考えると本当にいつもながら一年の巡りの速さに驚ろかされてしまう。

ところでカメムシが少ない年は雪が少ないと聞かされているけれど、今年は今時点ではいやに少ない印象なので、これは昨冬そうだったように今冬も雪が少ないということだろうか?

八幡平は今、紅葉盛りの秋なかばにあり
山じゅうが燃えている。そしてこれからは寒さを増す毎に彩りも変化を続け、華やかさから次第に渋く落ち着いた彩りに移ってゆくが、そんな晩秋の風情もまた素晴らしく捨てがたい。
11月初旬、すでに葉を落とした多くの木々の中で最後の紅葉を見せてくれるのはカラマツ
で、その針のような葉が金黄色に輝くさまや、その散りゆくさまは圧巻でもあり、この時期に小舎への訪れを楽しみにしてくださる方々も多い。

今年も寒さの準備をしながら、こんな一瞬の過ぎ行く
秋を、私も大いに楽しんでいきたいと思っている。


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