おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で: 

折々の日誌 `16年スーパームーンが 見えた!


2016.11.15


 昨日は
68年ぶりの月の最接近というスーパームーンを見ることができた。
地球と月が最も近づき、それが満月の月であればいつもよりずっと大きく見られるという。
そんな
大きく見られる今年の月を見られたのは、沖縄と東北位であったとか。

 昨日は秋の「織りん娘会」を終え、帰宅する仲間たちを盛岡まで見送った後の帰り道だった。
朝は真っ白な霜が厚く下りた後、空は雲ひとつない青空に晴れ渡った中を、
安比の山々や岩手山を目の前に望みながらの素晴らしい道路を案内しながらのドライヴを楽しんだ。
盛岡の町の入り口近くで食堂に入った。
食事を始める頃になって窓の外を見ると、先ほどまでの真っ青だった空が一変し黒雲が岩手山の天辺を覆ってしまっていた。
想像も出来なかった変わりよう、まさにタッチの差「なんていい時にドライヴ出来たんでしょうネ!」互いに自分の日頃の行いの良さを自慢しあい(?)、運のよさを喜び合った。
宮古市の山の中に帰る悦っちゃん夫妻とはそこで別れ、残る仲間を新幹線の盛岡まで送ってから、その後私たちも幾つかの買い物を済ませ帰路に着いた。
 
 丁度5時半頃車内から空を見上げると明っかるい!「ウヮッ、スーパームーンだッ!」
天気予報で東北では見られると聞いていたので楽しみにしていたけれど、ホンと奇麗、凄い!
まだ時間も早く山の端に顔を出し始めた頃なので、角度も低くわずか黄色味を含んだ白い月が
ポッテリと大きく空間に浮かんでいた。


車内からの撮影  カメラのせいか?腕のせいか?実際はもっとクッキリ!

昼食の頃黒雲が湧いてきたのが少々心配になっていたけれど、月の出の頃になると天気も落ち着き、まだ多少残る雲の間からポッカリ顔を出した時はひどく嬉しかった。
それから家に着くまでず~っと月と一緒、そして月は走る右手に、前方に、かなり高見に上り進んでいった。
6時半、帰り着いて見上げると、そこでの月はまだやっと玄関前の山の端ギリギリに現れたばかり、それだけの標高と山の中に我が家はあるということなのか。

太陽は男、月は女と例えられるように、女の私はやはりいつも月に惹かれ
ている。
月の光を浴びるのが大好きで幸せに思う。寝る時も窓外に月の光を感じるとカーテンを開け、その光の雫を少しでも多く浴びられるよう、光線の動く位置に身体をズリズリ移動させたりして「何してんだ~?」と夫からよく笑われている。

夜中目を覚ますと外の明るさが伝わってくる。
寒さも気にならずカーテンを開ければすでに月は高い屋根の上、その姿は見えなくなっていたけれど、月が高くなるほどに周囲を取り囲む山々や木々の
黒々とした影はくっきりとし、道の石ころまで数えられるような明るさに照らされた谷間の光景が広がっているのが見えた。
満月と重なった地球と月の
最接近であり、中でも今年は最も大きく見えるという好条件だったスーパームーン、天気にも恵まれ素晴らしい天体ショーを見ることが出来た。


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