おゆきの日々

  秋田・八幡平の山懐で: 

折々の日誌 紅葉三昧の日々ー2


2017.10.21

 どこを見ても何を見ても山々の草木はみな、今季最期の彩りに燃えている。
昨日、1昨日と思いがけず晴天に恵まれたので、とうとう畑の整理始末を開始し始めた。


トマトやキュウリは1つもならなかった昨年とは打って変わり豊作で、随分重宝したところで、支柱も片付け茎も整理し終えた。
今もキュウリはQちゃん漬けにしておいしく食べているし、トマトは沢山のケチャップに姿を変えている。
今年の作物は良く出来た物とそうでなかった物がはっきりと分れた。
←大分片付いた畑

総じて豆類は良く特に大豆は豊作だったが、まだ小豆も紫豆も莢が緑色で完熟していないので支柱ははずせない。
大根、赤大根はまだまだ背丈も低く、雪が降る前までに大きく成長出来るのかがちょと気になる所。
いつも出来上がる前に秋も終ってしまい時間切れのことが多く、日照時間の少ない北国の谷間の畑仕事の難しさを感じているけれど、出来る物をありがたく戴いている。
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「太平湖~森吉山の紅葉三昧ドライヴへ」
さて先日、私の誕生日記念に紅葉を愛でるドライヴへ出かけた。
私の誕生日は例年は初霜が降りることが多く寒さが厳しさを増す頃でもある。その辺りは丁度お客様が殆どない日も多く、私が独身の頃はその初霜で真っ白になった朝の景色をよく1人で迎えていたものだったけれど、今は2人で迎えられるのが何だか不思議な気がする。

私たち夫婦は誕生日記念でも特に美味しい物を食べに行くようなこともない
代り、大好きなドライヴへ出かけることの方が多い。
今年もお客様がなかった上、予想よりはるかに好転に恵まれたので早速ドライヴへ、となり、
行き先は私の希望を優先して貰え、選んだ先は「太平湖~森吉山の紅葉三昧ドライヴ」
このコースを通るのは約20年ぶりに近く、道路も当時とは大分変り、驚くほどきれいに舗装され走り易くなっていた。

黒澤部落を抜け、大葛温泉ー太平湖(森吉山県立自然公園)ー森吉山
野生鳥獣センターーR105ー玉川ー帰宅でグルッと1周のコースを辿ったが、朝9時発~帰宅5時頃の割とゆっくり出来るコースでもある。
全体には黄色に色づく木々が多く、視界は全て黄金色に輝いているように見事だった。

グリーンハウス展望台より望む
太平湖


ここ秋景色の中で持参のお弁当を食べた


夕暮れ、空模様が・・・黄金色に輝く玉川温泉周辺

 途中立ち寄った「森吉山野生鳥獣センター」の係りの方から昔、玉川温泉は「鹿の湯」と呼ばれていたという話をお聞きした。初めて聞く話で興味深かった。
そしてふと、それは
八甲田の酸ヶ湯温泉と同じで酸っぱい湯からきていたのではないか、と思った。
酸っぱいを方言では、スッケという。スッケが変じてシッケ、シッケイ湯、シカ湯、そこに当てた字が鹿の湯となったのでは、と言うと係りの方もきっとそうかも知れないですね、と言ってくださった。
気さくで大変話し易い係りの方で
、楽しい見学のひと時となった。

 取り立てて豪華なプレゼントではないかもしれないけれど、私的には
この紅葉三昧の大好きなドライヴで祝って貰えたことが何よりも嬉しかったし、まだまだ夫婦2人元気でいなければ、と強く思った次第でもあった。

 八幡平はこの後も当分はどこかしらで
素晴らしい景色と彩りで迎えてくれることと思うので、11月初旬の織りん娘会の頃の名残りの紅葉も楽しみなところだ。


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