おゆきの日々

  今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

折々の日誌  じぇじぇじぇ!!の世界 ②

         
2013.09.23


 昨日の続きに入ります。少し長くなるかもしれませんが。

さて9月に入りいよいよ手術、4日と11日の2回続けて行いました。
お陰さまで今は両目とも順調ですが・・・?というところからですね。

◎まず9/4日 右目からの手術。
手術そのものは15分程度のあっという間の時間でした。準備他の前後全部入れれば約2時間位でしょうか。


手術した目に近頃は眼帯ならぬベタっと大きなガムテープ状の物をはられてしまうのですね。
ちょっとビックリ!


 翌日までそのテープははったままなので、片目だけで勝手が違って危ないので当日は余り動き回らないように、とのお達し。寝る時は保護眼鏡をかけます。
9/4日、5日と2回目の左の9/11日、12日を臨時休業としたのはその為でした。

 翌日眼帯のテープをはがされる時の痛いこと!
手術は麻酔がかかっているし、その後も順調で夜も痛み止めは必要なかったのですが、テープはがしが一番痛かったですね。
テープをはがされ待合室で次の順番を待っている間、もの凄く入ってくる視界に違和感を感じました。
例えば時計に焦点を合わせ右目を覆って左目だけで見てみると、明るいのですが針の示す数字が何本かにズレテ見えます。これは乱視のせいだと判ります。
今度は左を覆って右目で見ると、どぎつい位クッキリと見えます。それも異様に暗い感じです。
左が明るいと言っても乳白色っぽい感じに見えるので、両目で同時に物を見るとキッチリ左右半分ずつが明るさ、鮮明度とも完全に違い何とも変な我茶目!の感じです。

  例えばこの1つの画面が

極端にいうと  

 こんな感じ
左目 ↑     右目 ↑  
 
  老眼になって最初に買った眼鏡は遠近両用に乱視用も入った物で、初期の頃はそれで充分だったのですが、いつとはなしその眼鏡をかけてもぼやけて疲れるようになりました。
しまいに交通標識も殆ど見えない状態となってしまっていたので、70歳を区切りに危険なので(世のため人のため?)免許証を返却したのでした。

少し明るいと眩しく、同時にちょっと暗いと字が見えにくく、いつも家の中ではもっと明るくしてと言っていました。
そんな状態でこれまで焦点のきちんと合う物がなかなか見つからず、本を読む時は焦点を30㎝、パソコン等は50㎝位と何段階分も揃え何本も各所に置いておきました。
でもテレビや本を見ている時の眼鏡のまゝで、ちょっとテレビを見ようと目をずらすともう見えません。段々その度も強まってきます。
母は老眼鏡たった一つで本や新聞、テレビでも何の不自由もなく見ていたのが実に不思議で良い目をしているな、と羨ましかったものです。
普段は眩しい、暗い、ぼやけている、かすんでいると全く満足な物がないまゝ疲れ易い目でつらい思いをしていました。
このままなのかな?と思ったりもしましたが、同時にいつかきっとすっきりする時がきそうな気もして、何の保障もないのに漠然と夢みたいに考えていました。
そして暢気に「♪きんらんどんすの帯締めながら花嫁ごりょうはなぜ泣くのだろう・・・」 の花嫁御陵の童謡を替え歌にしてーーー
「♪きんがんえんしの眼鏡をかけて~」なんて歌っていました。

 6月のある日余りに右目に痛みを感じ、珍しく眼科で診て貰ったところ両眼とも白内障である事が判明したのです。
かなり前からだったようで焦点が合わないのも、眩しいのも暗く感じるのも皆その性だったようです。
緑内障は命取りになることもあり怖いけれど、白内障は老いると70~80%の人はなる眼病だそうで、もはや珍しいものではなく、手術も簡単ですみ、よくなるとのことでした。
やはり光明はあったようです!

但し40歳頃から始まる人もあるとのことで、なればつらいものですから若い方は気をつけて!

 そして2回目、無事左目の手術後眼帯をはずし両目で見られるようになったら!・・・・!じぇじぇじぇ!!の世界大展開でした。

見え過ぎ!です。横にいる夫の髪も、しわもバッチリ!
鏡で自分を写した時のショックは隠せませんでした。もう少し肌も歳よりは若若しいかな、とうぬぼれ気味だったのに、茶色く無数に広がるシミ、深過ぎるしわ、艶のない白まだらの髪、愕然としました。
見る物、見る人、余りにも陰影がくっきりと、全てが晒されるように深くあぶり出されてしまっているように見えてしまうのです。
あゝ世の中の真実ってこんなだったのね!
うっすらと幕がかかったように見えていた位が丁度よかったのかも、と罰当たりにも思ってしまった程でした。
これまで自分の目で見ていたと言っても、その時々で視力も正常度も違い、きっと同じ物を見ていても他の人とは随分違った見え方をしていたかもしれません。視点が変れば同じものでも全く違ってきます。これが本当の色と言われても、人によって見える色はもしかすると微妙に違っているかもしれないのです。

結構色々な事学んでしまいました。

 お陰さまで今は両目ともすっきり、景色もきれいに見えるし、眼鏡矯正で両眼とも視力は1.5ずつにまでなるといわれました。
老眼、乱視は消えませんが昔作った眼鏡がまた利用出来るようになり、無駄にならずに助かりました。
本(活字)がよく見えるようになったのが何より嬉しいことです。欲をいうとやはりちょっと見え過ぎで疲れてしまいそうです。これもまだ手術して間もないのでおいおい慣れていくことでしょう。

手術後も結構その後の様子を診るための診察に通っています。   


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