おゆきの日々

 今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々、 そして常識と非常識の逆転もあり?の日々


 

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私も人並みにお風呂は大好きです。
湯に浸かれば本当に心地よく天国~とよく思います。

でも現代人の多くの人のように毎日は入りません。エッ不潔!と言われそうですね。
周囲1km四方家の一軒もない、空気も澄んだ山の中に住んでいると身体がそんなに汚れていると感じることはありません。

夫は汗をかくとべたついてそのままでは気持悪くていられないと言いますが、私は畑や庭仕事をして大汗をかいても、汗はすぐサラサラに乾いてし まうので気になりません。
これは同じ汗をかいても、その汗の成分は人によってもかなり違うようで、体質によって感じ方も変ってくるようです。

普段から夫は痩せてはいますが、脂肪の分泌は多い方だと思います。鼻の脇やおでこなどもいつもツヤツヤとしています。
反対に私はと言えば、全体からすると乾燥肌なので、夏はしっとり汗ばむ位が肌には丁度いい感じになります。
冬になると冷たい風や暖房などでパサツキが酷くなりますし、かかとなども乾燥でたまに割れてきたりと辛いことが多くなりがちです。

夏に汗をかいても気にならないとは言っても、あんまり暑い時の大汗は、やはりシャワーを使いさっぱりとしますが、普段はゆっくりお風呂に入るのは数日おき位でしょうか。

ーそこで私のー

〔入浴法〕 私は 腰湯ー洗髪ー身体洗いーゆっくり浸かる、の順でいきます。

①腰湯   
 何もかも片付けて時間は寝る前に入るのが好き、そして熱い湯が好きです。

その熱い湯にあばら骨の下辺りからだけゆっくりと沈める腰湯法です。湯の中に自分に合った高さの風呂用腰掛を沈め、そこにじっくり汗がにじんで来るまで、約10~20分程腰掛けています。
暇なのでその時間には特に丁寧に歯を磨き、顔たたき(顎から耳の付け根~頬~目の周り~こめかみにかけて、特に骨を叩くように強く行う)をしたり、時に鼻歌を大声で唄ったりしていますが、これは実に気持いいですね!

内臓の芯まで温まってくるには冬だと20分位はかかります。腰から上は濡らさずに入るのがコツ、濡らすと冬だと寒くて!でも乾いていると真冬でも上半身裸で平気です。

これは我が家の浴室の壁や天井、浴槽がヒバの木で出来ているので、ホワっと温かくポタポタ冷たいシズクも落ちないために平気で居られるのかも知れませんが。

  入浴はぬるめにゆっくりと入るのがいい、とよく言われていますが、この寒い地方で最初か らぬるめだと身体が冷えているのですから到底寒くて入っていられません。
 
 それで一般の医者が言うこととは異なりますが、私は敢えて熱過ぎるくらいの湯に入ります。
 まず足元から、腰、下部辺りに入念に湯をかけ、身体をすすぎながら熱い湯にも慣らしてから 入ります。 
 最初は「ウッ、アッツ!」となるのを我慢して入りますが、それでも心臓を熱い湯にはつけ  ず、腰から下だけなのですぐに慣れ、その内に湯温も丁度よくなってきます。
 じわっとお腹周りも温まり、頭の地肌から額からもしっとり汗ばんできたら一旦上がります。

②洗髪
 
 私の洗髪は市販のシャンプーは使わないやり方をしています。
 湯から上がると頭の地肌はしっとりと汗ばんでいますので、始めに熱い湯で髪を濡らしよくす すいでから、手に受けた塩を湯で湿らせたもので洗います。

掌に大スプーン1.5位の量でしょうか?地肌をモミモミするように、時にはゴシゴシマッサージ風に、髪は塩湯で包込むようにモミ洗いします。

塩の浸透圧で脂肪分の汚れなどを引き出してくれるので、その後一旦熱い湯で洗い流し、よくすすいだら最後に冷たい水をかけ、地肌を引き締めます。

湯で洗ったままにしておくと毛穴も開いたまま、地肌もかさついて痛み易くなりますが、水をかけることで地肌はキュッと引き締まり、その後内から ゆっくりと上がってきた自然な脂肪分が表面を覆って地肌を守ってくれます。
冷た~い水をかけた瞬間地肌はキュッと引き締まり、その感覚本当に気持ちいいものです。

 この洗髪法は、長い間これまで使用していた市販のシャンプーから変えた当座のしばらくは、髪がねばついて指が通りにくくからまってうまく洗えません。この初期段階で諦めて止めてしまう人が多いのですが、 数日すると嘘のようにスッと指が通り、気持ちよく洗えるようになります。

これは今までの市販のシャンプーの毒素が全て出た、ということのようです。それ程市販の物には毒素が多く、それが溜まっていたということなのでしょうね。洗髪後はリンスも必要ありません。

塩は人工の食卓塩でなければ海の塩、(伯方の塩、赤穂の天塩、沖縄の塩、他最近は様々な塩が出回るようになりました)それ程高価な物でな くても1kg300円前後の物で充分です。

※塩の洗髪の他「酢」で洗うという方法も試したことがありますが、これは私には合いませんでした。旅先へ持って行くにも液体だと容器にも気を遣いますが、塩なら簡単でこちらの方が使い易く感じました。

これを書いて数年後あたりから、特に脂汚れなどを感じず、汗もかいていないような時には塩も使わず、ただ熱い湯と水だけで済ませていることも多くなりました。
それでも髪はサラサラと指もよく通ります。

③身体洗い

身体も洗髪と同様石鹸は使わない塩浴です。

全身を塩を少し溶かし按配の塩湯でこすります。塩湯でなでていくと汗や脂分の汚れが出てくるのか、肌がぬるぬるとしてきます。そうしたらまた熱い湯で洗い流し、水をかけ毛穴を引きしめておきます。

最後に再び浴槽に、今度は全身を伸び伸びと伸ばし(我が家の浴槽は大きな男性がゆっくり足を伸ばせる大きさ)湯の中で身体をねじったり、足をもんだりの軽い運動をし肩までゆっくりと浸かってから出ます。そして総仕上げの冷たい水を再び全身にかけ、肌を引き締めてから出ます。特に脾臓は冷やした方がいい、と聞いてから左の脇腹の下辺りに集中して水をかけます。

私は真冬でも全身に水をかけますが、(頭から同時に)もう習慣になってしまい、かけないと気持ち悪くて上がれなくなりました。
これに慣れるには夏の内からやり始め慣れていくのが良いようです。

冷たい水はかぶらない方がよい、という医者もいますが、私には長年の習慣で身体の方もこれに慣れてくれているのか実にすっきりした気分になるので、気にしないで続けています。

ちなみに弟はもう何年も1年中朝、起きたら頭から水をかぶる水垢離(みずごり)を習慣にしていて、そのお陰か元気にしています。

ただ塩浴を始めて数年後から、私の身体は腰湯で充分汗をかき全身の肌がふっくらふやけてくると、指でちょこっとこするだけで垢がボロボロ出てくるようになり、今ではもう塩も使わず指だけでこすることが殆んどになりました。

ちょっと軽く触るだけでも垢が出るくらいで、毎回面白いように出ます。
これもまたあまり垢はこすりとらない方がよいとも聞きますが、外国では垢こすり専門の仕事の人もいるそうで、どちらがいいのか判りません。
西洋医学の医者の言うことはあまり気にしないで、自分の身体にきいています。

私的には冬は垢をこすったあと、要所要所に白色ワセリンを塗っておくと肌がすっきり潤おうように感じています。

また何もこすらなくても水をかぶっては熱い湯に入り、を繰り返すだけでも充分だとも聞いていますが、私はこれはこれでありだと思っています。

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※博多の塩の 松本光永(まつもとみつなが)著

「塩浴革命」えんよく かくめい 編 集・発行:株式会社 三栄

を主に参考にしています。

 私なりのこんな方法で30年近くもたっていておかしくはなっていませんから、私には合っているのではないかと思っています。

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