おゆきの日々

 今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々、 そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

昔の八幡平・YH >八幡平大沼YHー1


2011/01/13 Thu 23:31

・その1 八幡平大沼YHー1
私が八幡平大沼YHにホステラーとしての初宿泊は、S39/6月にオープンしたての同じ8月、まだ高校生だった妹との2人旅。
夕闇がせまると薄暗い電灯が灯り、夜7時頃になるとその明かりもヒュ~と消えてしまいました。それは小さな自家発電の明かりを節約しながら使っていたからで、そこには電気も水道もありませんでした。

水は沢水、桶に貯める作業も大仕事。ペアレントさんは(以下P)なりたての慣れない事ばかり、やる事の多い独身の彼は一人でテンヤワンヤでした。
自家発電の明かりが消えた後はランプが灯されました。それは心細い光りでしたが、外が暗くなるにつれ心細かったランプの光りは、次第に明るさを増していきました。

その柔らかなランプの灯の下で、Pさんがアコーディオンを奏でてくださり、一緒に歌ったりお喋りしたりの楽しい時間となりました。
小さな山小屋、ランプの明かり、大好きなアコーディオンの音色、とくれば都会育ちの私達姉妹には全てが新鮮そのもの、暗さに目が慣れるほどすっかり強烈なその宿の虜となってしまったのも当然でしょう。

昼食のお結びを頼むと、赤ちゃんの頭位もある大きな物を几帳面なほどまん丸く握ってくれましたが、そのまん中の奥深くにやっと見つかったのは、ポツンとちっちゃな小梅が一つ、周りには塩が沢山まぶされていました。

大沼から玉川温泉へ行くには、後生掛温泉の裏側から毛せん峠・焼山を越えて約3時間のコース、ここもYHからは人気のコースでしたが、やはり中心は八幡平頂上越えです。

八幡平頂上に行くにはバスで「蒸けの湯温泉」までが終点。
アスピーテラインはまだなくて、その先は草叢のガラガラ石、バスの終点から細い登山道を1時間半程の登りでやっとたどり着きました。

現、頂上の駐車場は見返り峠、ここは藤七温泉へ下る時に通るコースの地点でもありました。
頂上の三角点辺りから、がま沼の脇を抜けると下り坂で八幡沼へ出ます。その頃はまだ今のような展望台はありませんでした。
今は地面は擦り切れ、花は数える程度になってしまっていますが、当時はその道の脇には見事な群落をなす可憐なヒナザクラが風にそよいでいました。

広大な高層湿原に現在は立派な木道が通っていますが、私達が行った頃、木道はまだきちんと整備されていなかったように思います。
好きな所を歩き、然も昼は草むらに寝転がって休んだりもしていました。
無数の赤とんぼが頭上を飛び交い、時が止まったようでした。当然起きたらビッチョリ濡れて、やっぱり湿原でした!
そこで食べた塩まぶしのような真ん丸デカ結びが格別な美味しさだったことが忘れられません。

頂上~黒谷地~源太森~茶臼~大黒森まで歩き、そこから夏場は登山者用に動いていたスキーリフトに乗って下った所に、岩手県側の八幡平YHがありました。
八幡平大沼YH岩手八幡平YHが若者たちの1日工程の丁度良いルートになっていました。
山は常に登山の若者たちであふれ返っていて、今はそんな昔日の日々を懐かしむばかりです。

〔八幡平大沼YHー2〕につづく

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