おゆきの日々

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折々の日誌 >キノコを缶詰に


2015.10.22

今年はキノコの当たり年のようでした。
 

私達も散歩の途中で毎日のように楽しみながらとってきました。少しずつでも最終的にはかなり沢山の量になっていました。その殆んどは茹でてから冷凍保存しておきました。

先日は一度に大量にとってきたのでもう冷凍庫は無理かな、と缶詰にして置くことにしました。
それに缶詰だといつでもすぐ食べられるので重宝ですし、人様に差し上げても喜ばれます。

缶詰にしようと思ったキノコは、この辺では「サンボダシ」と呼ばれる学名=ナラタケ(さわもたし)です。だしが出てシャキシャキと食感もよく、汁物には欠かせない一般的なキノコの中では一番好まれている種類です。量が量だけにゴミや土を取る下処理に結構時間がかかります。
台所では置ききれない程の量でしたが、茹でてしまうとペシャンコになってしまいました。



缶詰加工場は花輪の町に数軒あります。その内の1軒に前日下処理をして茹でておいたキノコを持ち込みました。
この頃になるとキノコの最盛期はすでに過ぎていたようで、加工場は空いていました。
殆んどの方はここより標高の高い深山に入り採って来られるので、うち辺りよりは早いのでしょうね。うち辺りで採れるのが最後だと思います。

これまでに1度だけ缶詰にしたことがありましたが、それは30数年も前のこと、やり方もおぼつかず色々聞きながらしていきましたが、空いていたお陰で2人でゆっくりと缶に詰める作業が出来たので助かりました。



まず必要だと思う位の数の缶を渡され、その中に持ち込んだ自分達でキノコを詰めていきます。
缶の首すれすれまで、結構たっぷり入れます。
市販の缶詰だと、汁気の方が多くて本体は少ないのが多いのですが、自分達で詰めた物はびっしりと入っていますので、開けた時に使い甲斐がありそうです。

この辺の人達は自分達で採ったキノコや山菜をこうして缶詰にし、都会に住む子供や知人達に送れるようにしています。
肉などと一緒に味付けした物を缶詰にする方もあり、舞茸や竹の子、その他季節毎に色々作って楽しまれているようです。こういう土地柄なので缶詰工場などもあちこちにあるのでしょうね。

醤油で味付けした物×9個、味なし×8個の全部で17缶×@180円で、中々の数でした!
これを預けていくと、翌日には蓋がついて熱菌処理をされ出来上がります。翌日早々に受け取りに行きました。
ズシリッとした缶の重さは、この冬の日々へ向う心を豊かにしてくれました。


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