おゆきの日々

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折々の日誌 >毎月届く大切なハガキ


2015.11.27

先ほど郵便やさんがきてくれました。
いつも大体昼前後の配達で、今日はハガキ2通を配達していってくれました。
1枚は毎月2~3回必ず下さる方。聞いた話、読んだ話、体験したこと、考えたこと、とその時その時の思いをハガキ1枚に込めて書き送ってくれます。

返事はいらない、勝手に書きたくて、送りたいから、ただ受け取ってくれれば嬉しい、と言われていますが、私はいつも心待ちにしています。
その時思ったことを自分の言葉でまとめる、という作業は、簡単のようで以外に難しいものだと思います。
月に必ず2~3回、と数も自分に課してということになると、それこそ何気ない日々の生活をきちんとしていなければ出来ないと思うのです。
きっと様々な分野を丁寧な目で眺め、味わっておいでなのではないでしょうか?
小さなハガキたった1枚に込められた文章なのに、心打たれたり、考えさせられたり、受け取る度に私は大切なことを教えて頂いた気持ちになります。

〔今日のハガキから〕


「怒りを手放す」ことを説くベトナム人の禅僧ティク、ナット、ハンは、『私の本当の名前を呼んでください』という詩の中で、「私は12歳の少女 / 小さな船の難民で / 海賊に襲われて / 海に身を投げた少女 /  そして私は海賊で /  まだよく見ることも愛することも知らぬ者」と言っています。普遍意識の視点から見ると、海賊も、海に身を投げた少女も、テロリストも、テロの犠牲者も、ただ一つの存在の分身なのですね。ならば、「まだよく見ることも愛することも知らぬ者」を赦すことから始めましょうか。   S・I

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”赦す”、これは心が本当に大きくないと出来ないことだと思います。
そして怒りを手放すことの大切さ、怒りの重複は不幸を招くだけで誰も幸せにはなりません。
昨今の世の中の理不尽な状況を見れば、怒りのその気持ちも当然、とうなずいてしまう事も多々ありますが、まずは周囲の小さな怒りからでも手放していく努力をしていこう、と教えていただきました。

このハガキの右下角には必ず彼の奥さんの作品の写真が添えられています。
押し花から絵物語を紡いだような画面の作品で、こちらの方も私の楽しみな部分です。

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そしてあとの1枚は喪中につき・・・のおハガキでした。
この時期11月になるともう早くから届き始めます。大抵は80~90歳代の親御さんのことが多いのですが、これは仲間、知人のみなさんが、そういうお歳の親御さんを持つ年齢になられたということなのでしょうね。年々その数が多くなっています。

幾つになっても親を亡くすのは淋しいことですが、順番だと思えば納得も出来ます。
けれど最近はまだ若すぎる!と思われる方の訃報も多く聞かれるようになったのは何とも残念で哀しい思いです。
名の通った政治家や作家、芸能人等々の著名人は、その訃報もニュースですぐ報道されますが、一般人のそれは分かりません。
小舎仲間のお身内にもそのような方が増えてきたように感じています。

一説によると、今後どんどんそういった方が増えるだろうと言われているのが気になる処です。

先日23日に例年より遅い初雪をみましたが、ここに来て急に寒くなってきました。
今日は朝からみぞれが降っています。
みなさん、風邪などひかないでこの冬も元~気に!乗り越えてくださいね!


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