おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:

 

                 

折々の日誌 キャベツの芯から咲きだした花


 2018.4.11

 今日は朝から本降りの雨。雪の中に立っている木々の先端はそれぞれ臙脂色や樺色、黄緑色等
おぼろのように霞み、夢のような色合いになっている。
伸びた新しい梢の色、ほころびかけた新芽の色、春の雨はそれらを柔らかく優しく包みながら降
っている。これでかなりの雪が消えていくだろう。
窓から見えるこんな景色が一番美しいかも知れない、2人の大好きな芽吹きの季節。

 ー冬の間、
室内の賑やかしに、と置いてあった窓辺の緑たち

花が咲きだしたキャベツ
キャベツの残った最後の芯を捨てずに水に浸けていたら、小さな節々からニョキニョキと緑の葉
っぱが沢山顔を出し始めた。
そこの1本の先端に、先日辺りからどうも蕾のようなものが付き始めてきた。
2人でまさかこれで花が咲いたりしてね!などと笑いあっていたら、そのまさかとなったのである!



葉を使い切ったキャベツの芯を三角錐状にカットして残し毎日水遣りを怠らなかったら、まる
でその労に報いてくれたかのようだった。
小さな花房は2~3日の内に次々と開いて明るい黄色の可憐な花を咲かせてくれた。
外は雪なのに部屋の中にはいち早く春が!
窓辺に置いた小さな器の中で、必死に命を全うしようとしていたその姿がいじらしく愛おしく思
えた。(種まで採れるかな?まさか)
こんな環境の中でも咲く花は咲く、いたく感動してしまった。


もう1つの花

外のベゴニアプランターに移し替
えておいたものが今、花盛りとなっ
ている。
自然の強い風や日光に当たらないの
で、その色は淡く透けるようだ。

手前右の大きめの葉は随分成長した
種をまいた柿。

手前左の小さな葉はリンゴ。早く外に
移し替えてやりたくて雪解けを今か今
かと待っている。
 



こんなちいさな窓辺の緑たちだったけれど、冬の間の私たちを十分に楽しませ和ませてくれた。

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今は晴れたら樹木の雪囲いを外したり、雪解けで汚れた外回りを整理したり。
また看板を書き直したり、
今年のバス時刻表をチェックしたり、掃除をしたり、献立を考えたり、
等々やれる部分から春の小舎明けの準備を進めている。

                   
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