おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


【折々の日誌】  2人で水路の誘導工事


2018.6.13

 ちょっとパソコンの調子が思わしくなくなり約1ヶ月ぶりの更新となってしまった。
その間に周囲はすでに鬱蒼とした緑に覆われてしまっていた。
桜や黄色の山吹、ピンクの「谷ウツギ」、藤色の山藤と次々に咲いていた色の花が終わってしま
うと今度は殆どが白い花ばかりとなってしまった。

  
庭のカンボク                 庭のツクバネウツギ

木々の緑が濃くなるにつれその緑に映えるように真っ白な花がよく似合うようになってきた。
自然はよく出来ているなあといつもながらに感心してしまう。
白と緑のコントラストはクッキリと目にも爽やかな清々しさである。
そんな目を楽しませてくれた木々の花々もすでに終盤を迎え、それぞれが夏や秋に向って実を結ぶ
準備を始め出している。

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 さて一昨日6/11日から東北もいよいよ梅雨入りを迎え、それから今日もいかにも梅雨の空、と
言った風情で降り続いている。

 梅雨入りの前日、私達2人して大雨が降る前にやっておかなければ、と水路の誘導工事を行う
ことにした。
昨年1昨年と大雨の時、道路脇の側溝がつまり水があふれ、道路を深くえぐりながら流れ下りとん
でもないことになってしまった。
その時半端ではない量の砂利と汚水が途中で畑へも流れ込み、畑のジャガイモの畝は完全に埋没し、
トマトの畝上も水に浸かってしまった。
その砂利をどける作業に夫は数日はかかってしまい、ジャガイモは諦めることに。幸いトマトは
大量の砂利をどけたその後の天候回復で持ち直してくれたので安堵した。

 砂利土を固めたままの山奥の道路の側溝は、どうしても伸びた大きな草が毎年覆いかぶさったり、
流れ込んだ障害物などが詰まって用をなさ無くなることが多い。
今回はそれだけではなく、側溝を作る際もっと上部で川の方へ落とす水路に誘導しておくべきでは
なかったか、と素人目でも思う位そもそもの基本から設計ミスがあったように感じていた。
案の定大雨の度に側溝があふれ道が壊れる、の繰り返し。
道路の持ち主さんはお金をかけたくない、数年に1度そこを借りて使う発電所関係でもしかり。
以前はそこをよく使っていた林業関係のお宅もこのご時世で仕事が激減、当時は壊れると自分達が
困るのですぐ治していたがそれも今ではなくなってしまっている。
そんな訳で私達として出来ることは、大雨になる前に新しい水路を作ってしまおうということ。
そして張り切ってやりましたよ!


道の奥正面ずっと下方が我が家


道路を横切るように掘って溝を作る


水路をあけて左側へ誘導

  
水が入った                  真っすぐ正面奥の川の方へ

 掘った土を盛り上げたままにしてあるのが気になるが、最近は我が家から奥には滅多に車も通ら
なくなったことだし、どうしても通りたい大きな作業の時はそれを必要とするむきが改めて考える
事だと思うことにしよう。
それまで当座の大雨に関しては心配がなくなったのでホッとしている。
なんと作業をした翌日から例年より早く梅雨入りとなり大雨となった。まさに間一髪!
早速現場を見に行くと気持ちよく川の方へとうとうと水は流れ、下の我が家の方には全く来ていな
かったのを確認することができた。

 水を制するもの天下を制す、と昔から言われてきているが水はなくては困るものであり、また暴
れれば魔物ともなる。それを制することは人の命に係わる大切なこと。
こんな小さな治水工事でもやり終えた後にはそれなりの達成感があるもので、なかなか楽しい作業
の一日となった。お陰で?疲れ切って2人共その夜は早々に床についてしまった。


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