おゆきの日々

 今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~生活の日々、そ して常識と非常識の逆転もあり?の日々


 

【折々の日誌】  2018、夏の織りん娘会


2018.7.25

  この20日に東北も梅雨が明けたが、その前から連日暑い日が続いている。
そして今日もまた暑くなっているけれど、久しぶりにカラッと爽やかな暑さで気持ちがいい。

 さて先日7/21~23日の2泊3日で夏の恒例「織りん娘会」を開催した。
これまでは曲りなりにも「ワークショップ」などと構えていたけれど、今回はもう殆ど基本
織と染が好きな仲間の仲良し会と化した様相となったので、ただの夏の織りん娘会とした。
今回はメンバーの4人が参加できず、その代わり新たに2人が加わって参加者5名となり、いつ
にもまして賑やかな3日間となった。

初日 三陸のウニで大騒ぎ!
 現在災害応援で岩泉に住んでいるひとみちゃんが、漁師さんから貰ったと言って大きな発泡
スチロールの箱を重そうにエンヤコラと持ち込んできた。開ければ紫ウニがぎっしり!
解禁になったばかりだという三陸の紫トゲトゲのウニである。
夕食前これを殻から取り出す作業が大変で、とにかく数が数なので大騒ぎとなった。

  

 私は五島列島に滞在していた時、よくウニを貰っては取り出して食べていたし、純子ちゃん
も北海道で食べていたそうで、剥き方は大体は判っていた。
それでもスマホで「ウニの剥き方」を調べてあっこちゃんに読んで貰いながら作業を進めた。

   

トゲが痛いので軍手をはめてから、ハサミで側を切り中身を取り出し、ワタと実に分ける。
大体こんな感じだけれど、ずっとハサミを使いっぱなしだった悦ちゃんは手がおかしくなって
しまったもよう。100個近くも剥き続けたのだからさもありなん、悦ちゃんご苦労さまでした。

 
100個分程のウニをトースターで焼きウニに。
ずっしりと重い!全部ペロリと食べてしまった。
甘くて美味し~い!
贅沢な夕食となった。








2日目 八幡平頂上ハイキング
 みんな八幡平には何度も来ているのに頂上には滅多に行かないか殆ど行っていないことが多い。
いつもお喋りや他のことで時間が過ぎてしまっていたので今回は「頂上を歩こう」ということに
なり、珍しく女性6人での山歩きとなった。

 日曜日で少しは普段より人は出ていたと思うが、昔を知る私には淋しい限りの人出、みんなど
こへ行ってしまったのだろう? 休日や旅の仕方も変わってしまった昨今。
天気は・・・これがまた物凄い強風、真っ白の濃い霧、寒さ、思わず震えあがってしまう程だっ
た。けれどガマ沼と八幡沼の展望所に立った瞬間私達を待ってくれていたかのようにサーッと霧
が切れ、沼の全貌が現れた。本当にウソみたいな展開で思わず歓声を上げてしまった。

 私が昨年歩いた時期からは1週間位遅く花も随分入れ替わって、春の花と夏の花、秋の花が入り
混じって咲いていた。山の花の季節はなかなか複雑のようだ。

  
鮮やかな愛くるしい「クルマユリ」        「キヌガサソウ」
「キヌガサソウ」は少し過ぎていたが、それでも素敵な姿で沢山目にすることが出来た。




今年は何年かに1度の「コバイケイソウ」の群落が見事だった。



花を見ながら、お喋りしながらチングルマやキスゲ咲く湿原の木道を歩けば、瞬く間に時間は過
ぎ、八幡平は誰でも簡単に山の楽しさを味わえる素晴らしい場所だと改めて感じた。
始めは小舎でのんびりしていたいと言って山歩きを渋っていたあっこちゃんが、いざ歩きだすと
さも自分が行こうと言い出したかのような張り切り方、楽しそうにルンルンとなってしまった。
それほどほんとに楽しくいい気分だった。
久しぶりに、というかこうしてみんなと一緒のハイキングは初めてだったかもしれないが、寒さ
もものともせず実に楽しい時間だった。

3日目- 櫃取湿原を歩く
 大分以前から櫃取湿原の素晴らしさを悦ちゃん夫妻に聞かされていたところに、今度は昨年秋
の織りん娘会の折ひとみちゃんからもしきりに勧められた。そこで次の夏の会ではそこを歩こう、
という意見が多く今回の運びとなった。
夫も参加、湿原の入り口で武ちゃんとも合流。
仕事で岩泉へ昼までに帰るひとみちゃんとは湿原の入り口まで一緒に行きそこで別れた。
到着の頃から天気は生憎の本降りの雨となってしまったが、全員歩く方を選んだ。
熊が多く出そうな場所ではあったけれど、雨に濡れた広大な牧場の緑は本当にきれいだった。
クリンソウ、クガイソウ、ウツボグサ、と好きな紫系の花々が咲き乱れ、晴れていたらどんなに
素晴らしい場所だろうと想像をかきたてられた。
山の案内人でもある武ちゃん&悦ちゃん夫妻に案内して貰いながら、雨の中であったにも係らず
結局往復3時間近くものんびりと歩いた。
お腹もすいてきたのでまたの機会を楽しみに切り上げ、昼食は国道106号へ戻り、道の駅「やま
びこ館」
でとることにした。(ここの食堂メニュウ、景観が又よかった!)

3日目-② 薬師塗漆工芸館
 美味しい昼食を済ませた後、やまびこ館敷地内に最近移築された薬師塗漆工芸館を見学させて
貰った。元は106号の他の場所にあったが現在はここに移っていた。
螺鈿細工、漆塗りの作品など思わず近寄って眺めてしまう素晴らしい物が多く展示されている。
作品は主に韓国の方の物のようだ。そんな中に見事な赤漆塗りの1台のピノが置かれている。
誰でも自由に弾けるようになっていて、ナント、かの「ヨン様」も弾かれたというシロモノ!


武様こと武ちゃん
見事に弾きこなし周囲で
やんやの喝采!




               

               

 この後は悦ちゃん&武ちゃん宅に寄り道してからみんなと別れ、私たち夫婦は家路へ着いた。

今回は天候は今一つではあったけれど雨なんて何のその、変化にとんだ3日間で、いつもとはちょ

っと違った内容の充実した時間を過ごすことが出来た。

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