おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


 

【折々の日誌】9月1日、今日は防災の日


2018.9.1


 今から105年前、1923年(大正12年)9月1日に、関東大震災が
   起きた。
 その時母の家族は東京大森に住んでおり、母は今の小学4年生、
  10歳の時だった。
 昼直前、突然の大揺れが起こり外へ逃げようとしてもすでに畳が
 波打って、まるで歩けるような状態ではなかったという。
 祖母も小さな弟妹を抱えて怖くて動くことも出来ず、じっとその
 場に崩れこんでいたそうだ。


幸い一家は辛うじて無事であったけれど、その時の死傷者、崩壊家屋、地獄さながらの状況はこ
とある毎に聞かされてきたし、過去を語る映像でもよく目にしてきた。

それだけに母の一番怖いものは地震で、私達兄妹は小さな時から少しでもグラッとくると、ほら
戸を開けて、窓を開けて!とまず逃げるための開口部を確保することを指図された。
東京は本当に地震が多いところで、しょっちゅうこんなことをくり返していた。
おっとりしながらも大抵のことには度胸の据わっていた母であったが、地震だけは特別であった
ようだ。
そんな大地震を乗り越え、戦争を生き延び、家の目の前の火災から免れ、今生きていれば105歳
になるのだろうが、もう少し早く96歳で自宅で息子夫婦に看取られて逝った。
まずは大往生をしてくれたことがありがたい。

 今日9月1日はその大地震を忘れないための防災の日となった。各地で様々な防災訓練の取り組
みも行われている。
3・11以降近い内に「南海トラフ巨大地震」発生の可能性大として、発生した際の被害想定など
が政府によって実施され、ハザードマップなどが作られたりしている。
起こらないことを祈るばかりだけれど、この日本の国土の成り立ち上、大きな周期で必ず起こる
ことになっていて逃れられないことのようだ。
人知を超えたところにある大自然のことだからこればかりはしようがない。

 しかしこの世の物事はみな気持ちよい状態になるよう動いているという言葉を信じれば、人々
の生活を破壊してしまうような災害も、俯瞰して考えれば地球規模的にはよかれと思える方向に
向かう一過性の物事であるのかもしれない。
どこにいても何をしていても助かる時は助かり、ダメな時はダメになると考えれば、やはりいた
ずらに恐れていても始まらない。
少しでも大難が小難に変わるよう祈りながら、また自然から多くのことを学びつつ健康に留意し、
日々の生活を簡素な暮らし方へと心がけていくことが大事なのではないかと思う。




❤・





おまけ









やっとトマトが沢山赤く熟れてきたので第1回目のピューレを作っておいた。(ミニとミックス)
ーおゆき流トマトピューレの作り方ー

  

・皮を湯むきしたものを煮、浮いたアクを丁寧にとる。これをザルにあけ絞らずに汁を落とす。

・汁を落としたものにすり下ろしたにんにくと塩を加えフードプロセッサーにかける。・更に煮詰めて完成。ピューレは左ビン×2本+タッパー。
















右奥のビンは自然に濾した薄い塩入りトマトジュース(温めても冷やしても美味しい!)
                                            




↑PAGETOP  







折々の日誌】>次 へ 9月1日、今日は防災の日  前へ

メニュー