おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


【折々の日誌】  季節は巡ってまた秋の入り口


2018.9.4


 下記の記事を書いてUPしようとした時はすでに夜になっていた。
その時今回の21号台風による各地の甚大な被害の様子が映像に映し出されていた。
被害を被られた方々には心からお見舞い申し上げます。

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 さて今年の8月は本当に台風が多かったけれど、9月に入ってもすぐまた次の台風が来ている。
今度は大型ではないものの最強と言われている21号。
今日の午前中には四国徳島に上陸し、この先の進路予測図を見てみると弟の住む大阪、妹の住む
京都を直進、そこから東北へ向かって一直線。秋田も日本海側すれすれを通過するらしい。
ここ八幡平は中心には入ってはいないが、風の影響は相当なもののようで、警戒が必要のようだ。
夫は外回りを片付けたりして被害の縮小に努めてくれている。
どこもみな無事に済んでくれることを祈っている。

 私も朝の内にと畑の作物を収穫、今日はバジルと2回目のミョウガを沢山収穫した。
ミョウガは茎葉が台風で倒れて絡まってしまうと採りにくくなるし、雨でぬれた後では体もグッ
ショリぬれてしまうからそれも採りにくい。
台風が去り天気で葉が乾くのを待っていては今度はミョウガが成長しすぎて花が咲いてしまう。
そんな訳で今が一番の収穫時とばかり、せっせと採り集めた。
採れたミョウガはぷっくり丸々と大型で、なかなかいい状態のものだった。
ミョウガは大体漬物などにして保存している。

 バジルはやっと今頃になって葉が大きくなってきたので、採ったものの半分は乾燥し、残りは
パンなどにぬるソースにしようと考えている。

 畑から戻る途中、玄関北側横にある「カンボク」の実が赤くたわわについているのが目に付い
た。昨年は全く、唯の一粒さえ付かなかったこの赤い実が、今年は大豊作!枝が実の重さで折れ
んばかりである。


 まるで去年は出来なくてゴメンネ、そのお詫びよ、とでも
 言ってくれているかのようだ。
 早速枝を切って部屋に飾った。
 赤い実を生けるようになると、秋だなあと夏を迎えた時より
 ひと際強く季節感を覚える。

 カンボクの葉の付き方は生けにくい形状なので、葉は全部
 切り落とし、下部に菊芋の枝葉の緑を合わせてみた。



 この処ずっと寒かった日々が、台風の余波か今日の昼間は30℃にもなって暑さが戻り、セミ
がミンミン鳴いていた。夕べはチリリリリ~と秋の虫が鳴いていたのに。
この頃になると昼間どんなに暑くなっても、夕方になればやっぱりもう季節は秋に入っている。
だから今夜もきっとまた秋の虫が鳴くだろう。いや、今夜は大雨になるらしいので無理かな?

 台風が来て、セミが鳴いて、ミョウガが採れ、カンボクの実が熟し、赤とんぼが舞い、秋の虫
が鳴き始める。
毎年決まったように数日のズレはあるものの、こうして季節は巡ってまた秋の入り口に入った。


おゆきのミョウガの保存漬け他

A【先に赤紫蘇の準備】
・赤紫蘇に塩少々をふり、しんなりしたら黒いアク汁が出ているのでよく絞る
・水で良く洗いしっかり絞って酢を多めに振り混ぜておく(こうしてとっておくと色々な物にいつ
 でも使えて重宝する)

①ミョウガ甘酢漬け
・ミョウガを大きければタテ半分位に切る
・熱湯に酢とミョウガを入れ3分ほど茹でる(辛みを抜くため)
・好みの味付けの甘酢を作っておく(酢、塩、砂糖、水)
・茹であがったミョウガをザルにとってすぐ甘酢に漬け込む


●2日位できれいなピンク色の甘酢漬けが食べられ
 る(さっぱりとして幾らでも食べてしまう)
●あまり長くはもたないので1週間位がめど
 (3~4日後、汁だけ煮て冷ましたものをまたかけ
 ておくと少し長く食べられる)




②ミョウガ甘酢の赤紫蘇漬け
・①の熱湯で茹でるまでは同じ
・茹で上がったら容器(タッパーや広口瓶)の底にAで用意しておいた酢で混ぜた赤紫蘇を薄く
 敷き、上に茹でたミョウガをきっちり並べ、その上に赤紫蘇、またミョウガと繰り返す
・最上部は必ず赤紫蘇でしっかり覆う
・甘酢の汁は甘さを控えた塩と砂糖で、酢を多めに、ぬるま湯で溶いたものを上の紫蘇部分の
 ヒタヒタ迄注ぐ(時間がたつと結構汁が増える)
・空気が入らないように上部にラップをぴっちりとかけてふたをし、冷蔵保存


●赤紫蘇を入れることで色が葡萄色に鮮やかになり、また紫蘇の
 腐敗防止効果と酢と塩を多くしたことにより、①の甘酢漬けよ
 り更に長持ちする

●写真は作ってまだ2日目、このまま置いておくともっと色は濃
 くなる




③ミョウガの味噌漬け
・大きければ半分位にタテに切り熱湯で3分位茹でておく
 茹だったらザルにとり冷ましておく
・味噌にみりんを少々入れ火にかけ混ぜたものとまぶして冷蔵保存 1~2週間位がめど

④ミョウガの佃煮
・ミョウガは小口切り
・鍋に水を入れずに砂糖と醤油を煮立て、そこに刻んだミョウガを入れ汁けがなくなるまで
 混ぜて煮詰める
・火を止めたら細かい削り節をブワっとかけて混ぜ完成 結構もつ

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