おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


【折々の日誌】 庭も畑も野草園  


2018.9.20

  八幡平もこのところグッと秋の気配が濃さをましてきた。



建物を取り囲む木々や草々の色合いも、真夏の緑に黄色やオレンジが加わってきた。
風も昼を過ぎる辺りから一気に冷たさを覚えるようになってきている。
我が家の庭も畑もすっかり様変わりをし始め、畝の上も周囲の土手も秋の草花に取り囲まれて
きてしまった。春も秋も、我が家は庭も畑も草茫々の野草園である。

 秋の草と言えば「秋の七草」
萩、尾花(薄)、桔梗、撫子、女郎花、葛、藤袴・・・これぞななくさ
ハギ、オバナ(ススキ)、キキョウ、ナデシコ、オミナエシ、クズ、フジバカマ


 春の七草は食べられる物を言い、秋の七草は観賞用であると言われる。
現代のように西洋の草花が多くなかったいにしえの野の草の中で、確かにこれらは十分に目を
楽しませてくれたに違いない。
改めて今その花を見てみても、秋の草花は地味ながら優しい美しさで奥ゆかしさを覚える。
源氏物語絵巻の秋の庭にでも描かれれば、しっとりと似合ってふさわしいだろうなと思う。
洋花もいいものだけれど、何故か秋は自然の野の花の方に惹かれてしまいがちだ。

 我が家の庭にも畑にもそして周囲にも七草の幾つかがある (緑字のものがあるもの
萩、尾花(薄)、桔梗、撫子、女郎花、葛、藤袴・・・。
ここへ住み始めた頃、山の斜面で一度だけ桔梗を見たことがあったけれど、それは華奢な薄い
青紫でとてもきれいだった。けれどそれ以来野生の桔梗は二度と見られなくなってしまった。
また撫子と藤袴の野生は未だ見たことがない。
でも開発が進むこんな時代に、4種類もの秋の七草を家の周りで見られるのだから幸せに思う。
しかも毎年決まったように、勝手に生えて来てくれるのだからこんなにありがたいことはない。

今の家周りの草木花(・・・のほんの一部)
 
 
赤マンマ(タデ)                  ミヤマ秋のキリンソウ

 
大カメノキ                 カンボク

   
ユウガ菊                  ツリフネソウ

   
ミゾソバ3種 薄いピンク     先端濃いピンク       白

   
オグルマ(大好き!)      トリカブト(大好き!)    オミナエシ(大好き!) 

    
ハンゴンソウ枯穂                野のセリ(今も食べている)

そして畑では、草の中でもちゃんと育っている大根!

 

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