おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:


折々の日誌】 今年も冬至が過ぎて


2018.12.24

 1昨日は冬至、1年で1番夜が長かった日。そしてその後日1日と陽が伸びていくと考えただ
けで気分が弾む日でもある。
初雪から降り出して以来殆んど止むことを知らなかった雪が、ここ4~5日落ち着いて一日中晴
れのままの日もあった。お陰でそんな日に白菜を干したり、洗濯をしたり、夫は溜まっている
雪をきれいに片づけたり、盛岡まで買い物に出かけたり、とありがたく使って過ごした。
そして今日また久しぶりに雪が静かに降り始めた。

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 今回はちょっと懐かしい年の写真をどうぞ!
小舎では大分前の真冬、「明楽光会」(めらんこかい)で、雪の外でみんなで餅つき大会を何度
か行ったことがあった。搗いたお餅のそれはそれは美味しかったこと。
未だにあの味が忘れられないのだけれど。。。














 さて冬至の日には我が家では決まって小豆南瓜を煮て食べるのが習慣となっているけれど、
今年は1日ずらして昨日に食べた。
というのは正月のお供え餅を餅搗き機で作ってみよう、とその試作をすることにし、そのあと
でそれを小豆南瓜と一緒に食べようという予定にしたからである。
お餅はお供え用としてはしっかりとうまい具合に搗きあがり、丸めてみた感じも上々であった。
余り甘くしないで煮た小豆南瓜とそのお餅はとても美味しかったけれど、食べるのにはもう少
し柔らかい方がいいような気もした。
それにもち米を蒸し器で蒸したものから搗いたものと、最初から餅搗き機だけで搗いたものと
の出来上がり具合がこんなにも違うものかと今更ながら改めて驚いてしまった。
きちんとした昔ながらの餅つき経験が何度かあった私なので味の違いは判る。
その中の一つでは真冬の「明楽光会」(めらんこかい)で、雪の外でみんなで搗いたお餅のそ
れはそれは美味しかった味が今でも忘れられないのだ。

蒸し器で蒸したものはもっちりのびのび~であるのに、餅搗き機だけのものはサクサクとした
感じで粘りそのものが殆んどない。最近の市販のお餅もこれだな~とつくづく思った。
昔子供の頃食べていたのびのび~っとしたお餅は、もう殆んど食べることが出来なくなってし
まったようだ。なかなかゆっくりと家でお餅を搗くことが出来なくなってしまっている今、ま
あこれも時代か、と思うしかないようだ。

 今年も年の瀬が近づき、年末年始のお客様用料理の準備にあたふたと動き回る時期になって
きた。あまり早くも作り置きは出来ないし、どうしても押し迫ったこの時期に重なってしまう。
そして平成の年の最期の年末年始にもなるので、大いに盛り上がって頂きたいと今回の料理は
全て小舎から出させて頂くことにしたので、久しぶりに少々張り切ってもいる。

 忙しくなってきた年末になって50年ぶり位に虫歯があったことが判り(12/4日から)、歯科
通いの身となってしまった。そこで即1日1食(夕食のみ)だけの半断食を続けることにした。
最初の痛み止めを塗った後も夜はまた痛み出す、と言われていたのに全く痛み出さず。
更に虫歯を削った時の麻酔が切れた後も痛み出すからと出された痛み止め薬も、全く痛み出す
ことなく不使用。
2週間おき位の診察だけれど、その間次回正月明けの歯医者通いまでどうやら何の痛みも感じず
に済みそうな気配だけれど、これはやはり断食効果だろうか?そう思って今も続けている。
出かける時の昼のお弁当作りも夫の1人分のみ、夕食だけでも慣れればこんなものかと案外平気
になってくる。

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さて今年のHP更新もこれが最後、この1年も「おゆきの日々」にお付き合いくださり本当に
ありがとうございました。


 振り返れば外ではこの年も思いもしない大きな地震、様々な災害、事件が多く起きた大変
な年となり、そのような方々の1日でも早い復興をお祈りするばかりである。
私事としては自分の記事が月刊雑誌に掲載されるという珍事(?)が起こったりしたものの、
小舎ではいつも通りの穏やかな1年として締めくくることが出来たのは幸いであった。
身体でも目の疲れ、腰の痛み、足のふらつき、そして最後は虫歯ときたけれど、年をとれば
少なからずそれなりに何かあって当たり前、と当然のことと受け止めている。
生活に差し支える程のこともなし、まずまずの穏やかな1年を過ごすことが出来て本当にあ
りがたいことだった。

 来年も「今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々、そ して常識と
非常識の逆転もあり?の日々」、こんなささやかな山での生活をお喋りさせていただこうと思
っていますのでまたよろしくお願いいたします。
ではどうぞよいお年をお迎えください。

さあ、いよいよ料理作りに精出します!

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