おゆきの日々

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2015/02/18

♪ドライヴへ
さて、明日は1日中晴れるという予報を聞いて、早速その翌日にあたる昨日、2週間ぶりのドライヴへ行ってきました。
何しろ毎日雪の中に居ると、晴れたらどこかへ行きたくなるのも仕方ないものです。
行き先は盛岡。盛岡までは約80キロ強、高速を使うと家から1時間半、下道では2時間半位です。
私たちは秋田県人ですが、この辺の人達は余程のことがないと秋田へは出かけません。
秋田までは約100キロ、3時間強もかかって急いで居る時でも高速は繋がっていません。
まして少しは近い田沢湖経由の道も冬季閉鎖となれば、グルっと大舘周り、雪の峠越えがあり特に敬遠されてしまいます。

そして昔の鹿角は南部藩でした。
現在はJR「鹿角花輪」の駅名も、私が旅行者として降り立っ た頃は「陸中花輪」、そう陸中海岸のあの陸中です。
盛岡は南部藩のお城のあった所、現在の交通も便利ですし、そんな訳でやはり盛岡の方がなじみ易く、よく行くことになります。

特に何をという大した目的は無かったのですが、あえて言うとブルーのガラス瓶を探しに、というところでしょうか。
ブルー水を作るため、この瓶に水を入れ、太陽に当てておくと水が美味しく変化するという極めて簡単で素晴らしい方法です。
でもいいと思えるブルーの瓶を置いてある店が殆どなくて、形は気に入ったものの少々不本意ながら薄めの色の物をまずはこれで、と買ってきました。
アマゾンなどでは沢山扱っていましたが、瓶自体は安い物なのに重いので送料の方が高くかかってしまいます。

そんな訳でまたいつか、と機会を待つことにして街中ドライヴ。
ある店の駐車場に車を止めると目に付く所に「大判焼」の看板。
作っていったおにぎりのお昼からちょっと時間がたった頃、小腹がすいていました。それに2人は大の小豆好き!
小麦絶ちをしよう!と決めた途端なのに。でも2人にしたら外での買い食いは滅多になく、大判焼きも年に1~2度位、まァいっか、となり、買おうと 即決です。

「アッツイ焼きたてありますか?」「ハイ、たった今焼けたばかりです」「じゃ、粒アン2っつ」・・・待っている間、目の前に卵型位の鉄色にうまく さびた色合いのだるまさんがおいてありました。
「これ鉄ですか?いい色ね」「ええ鉄の文鎮なの、置かれたお札がよく風で飛んじゃう事が多くてね、百均で買ったんですよ。ほんといい色になってま すよね」。
こんな会話の後に注文のアッツイ物がきました。「アッツイから気をつけて」、とやさしいお姉さん。
立ち去り際「そうそうちなみに粒アンとクリームだとどっちがよく出ます?」と私。「私みたいな40代以上はやっぱり粒アンが多いですね、学生さん やお母さんと一緒の子供さんは断然クリーム派ですねえ」。お姉さんのお年まで聞かされて市場視察もできました!?

1年365日殆んど2人は一日中一緒、更に雪に閉ざされた期間ともなると訪れる人も滅多になく、こちらからもあえては出かけないタチの私たちなの で会話はずっと2人だけ。
月に1~2度電話でラブコールをくれる、本当に楽しみで貴重な存在の古い仲間がいてくれますが、普段は全く2人だけ、別に退屈はしないのですが、 これも考えたら少し異常です。

たまには新鮮な会話も楽しみたいと思う気持もあり、人様との繋がりも大切と思うところもあるので、どこかへ出かけた時は必ず誰かと一言でも会話を しようと心がけています。
すると黙ってやりとりするだけより、お互いに楽しい時間を共有でき気持も優しくなれます。
お互い「ありがとう」の言葉で別れあった、小さなお店のお姉さんとのひと時でした。



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