【折々の日誌】 栗やマタタビ
2019.7.11
今、北国のモコモコとした緑あふれる山の中には点々と白い花が盛りだ。
樹木に絡んで咲いている「ゴトウヅル」は、白いガクアジサイを大きくしたような花で遠目でも
クッキリと鮮やかだ。
そんな中いわゆる花らしい花ではないけれど、山の栗の花の満開の姿も壮観である。
細い紐状に垂れ下がる形は花のようには見えない。
そしてこれは完全に花ではないけれど、マタタビのまだらになった真っ白な葉はきれい
だし、緑に中に目立つ筆頭でもある。
このマタタビの白い葉と栗の花は、どんなに離れていてもすぐ判る。
車で走っている時でも、深い山の中でも点々とあんな場所にも栗の花が!、マタタビが!、と
びっくりする程目立つし浮きだって見える。
そしてこんなにもマタタビや山の栗って多かったんだ!と改めてその存在を知る。
人家で栽培されている栗の木も多いが、山の栗はもっと多いのではないかと思う。
これだけの栗があるのだもの、熊さんだって多く出てくる訳だ。
昨今の熊さんとの遭遇事故は年々増えて、自然が豊かと言えば豊かでありがたいことだ
けれど、今の世の中では豊かだからと喜んでばかりはいられず、これもまた複雑な気持ちで
はある。
↑PAGE TOP
【折々の日誌】>次 へ 栗やマタタビ 前へ