おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:



 

【折々の日誌】   五つ葉のクローバー


2019.8.15



  先日8/11「ゆきの小舎開所44周年記念日」を無事終えることが出来た。
この時昨年亡くなった大切な仲間、岡野さんの一周忌にもあたるので「岡野さんを偲ぶ会」と
合わせて開催した。


 ズラリ 岡野さんへあちこちから献杯


みんなで恒例の石窯焼きピザのトッピング


焼き上がりも早い!


ご挨拶

 岡野さんは44年前の8/11日に開所した、小舎の宿泊者名簿第1番目に受け付けをされた方。
それ以後結婚されてからはご夫婦で、お子さんが出来てからはご家族連れで、と長きにわたり
来続けて下さった。
現在はお父さん抜きで息子さんが一人で来続けてくれる親子2代に渡るありがたい常連のお仲間
である。
彼は中年チャリンコ団の希望の星、とも言えた自転車仲間の中では一番年長で一番お元気な方、
と誰もが思っていたのに発症からあっという間に逝かれてしまった。

 今回は中学生になってからはクラブ活動などで来られなくなって久しかった岳ちゃんのお兄
ちゃんが、立派な3児のお父さんとなって一家で来て下さった。小学生の時はお母さんそっくり
だったのに、今はお父さんそっくり、昔の岡野さんそのままの感がある。
それに岡野さんの奥さんの博美さんと岳ちゃん、岡野一家総勢7人の賑やかなご参加となった。


前列右端がお兄ちゃん、中列左橋(私の左)弟岳ちゃん、私の右が博美さん

旅人君と岳ちゃん兄弟はそっくり!
また旅人君の2人の坊ちゃんは、彼らの小さい時にそっくり!
親子兄弟姉妹とは全く似ていないと思った人でも、どこかの時代ではそっくりになることがあ
るところが何とも面白い。そしてほほえましい。

 お兄ちゃんの次男坊君は何かをとったり捕まえてきた時、不思議なものを目にした時、気に
なる物があった時、等々ことある毎に私の周りにやってきてへばりついてくる。
あんまり可愛くて思わずハグしてしまう。彼は照れて身体をよじらせるけれど嬉しそうにキャッ
キャと笑っている。子供がいて孫がいたら多分これがバ~バの気分なのだろうなと思った。

 2泊目の朝、台所に入ってきて「おゆきさん、これあげる~」と小さな花束のような草の束を
くれた。「とっても嬉し~い、ありがとうね」と受け取ると「うん」と嬉しそうに出て行った。
手が空いてからゆっくり眺めたら数本のシロツメクサの束だった。
よ~くみると四つ葉のクローバー?う?あ、もう1枚、何と五つ葉のクローバーであった。
お母さんと一緒に探してくれたのかな?とっても嬉しかった。

 岡野さんが自転車でオープンしたばかりの小舎にやってきてから44年の歳月は、長かったよ
うな短かかったような。
その間泊まって下さった沢山の仲間達にも、それぞれの歴史が刻まれたに違いない。
今頃になって岡野さんのお孫さんとのお付き合いが始まるなんて、考えてもみなかったことで、
ありがたくも楽しい年月であったと思う。

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