おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:



 

【折々の日誌】   この夏の虫異変


2019.9.8 

   およそ1カ月ぶりの更新、お久しぶりです。
 この時期になってなんという暑さ!
 本来ならススキが風に揺れ、虫の音の涼やかさに
 耳を傾けるような季節ではある。
 台風の影響でもあるのだろうか?
 8月の末頃からテレビが壊れて、台風情報も詳し
 いことが判っていないのだけれども。
 それにしても夏はあっと言う間に過ぎ去ってしま
 った。あまりの短さに毎年のことながら、いつも
 初めての気持ちのように驚かされてしまう。
 皆さんはどのような夏を過ごされたのでしょうか?
 体調の方は大丈夫ですか?
 異常な暑さが続いたこの夏だったけれど、私達は
 お陰様で元気に乗り切ることが出来ました。

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 さて当舎のこの夏は、と言うと、うちとしたら思いの外初めての方が多かった。
やはり「ゲストハウス」のくくりが大分浸透してきたかな?という感じ。古くからの仲間たち
の中に若い方々も少しは増え、いい刺激を頂いている。
そんな新旧様々な方達と食後の団欒で共通に出る話題は、異口同音に「今年は虫が少ない」
ということ。
確かに夕方~夜、外で喋ったり星を見たりしていると、いつもならあちこち蚊にやられてピシャ
ピシャ大変だったものだ。それが今年はそんなことが殆んどない。
畑にいても、以前は行く前に完全防虫装備をしていってもホンのちょっとの隙間を狙われ刺さ
れてしまう事が多かったのに、やはり今年はそんなことも殆どない。
これは実にありがたいことではあるけれど、逆に何やら不自然で怖いような気がしてきた。
中にはトンボが少ないと言う方もあったが、ここではいつも通りだ。
けれどいつもは殆んど気が付かなかった「バッタ」が今年は何匹もしょっちゅう窓にぶつかっ
て来る。
少し前には「カケス」の群れがビックリする位多く、徒党を組んで飛び交っていた。
独特のあの「ギャーギャー」のなき声がけたたましく、いつもは静かな谷間が騒々しいと思
われた程だった。
地軸がずれてきているだの、温暖化で自然界の動きが変わってきているだの色々言われている
けれど、実際はどんなことなのか大いに気になるところである。

 そうそう、虫だけの異変ではなく、台風も多かった昨年に比べたらとても少ない。
昨年は9月初旬ですでに20号を過ぎていたのに、今年は今頃まだ14~15号と言った感じだ。
台風は年によって違いのあることはこれまでに幾度もあって大して心配はしていないけれど、
やはりいつもはいる筈のものがいなかったり、いない筈のものがいたりするとちょっと気にな
ってしまう。
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