折々の日誌 >雪道散歩、3人ババ(婆)の初めての遭遇！
2016.2.9
2月に入ってから午前中だけはよく晴れ、午後から雪、という日が多くなっています。
(マイゲレンデ・・・↓斜めの線はカモシカの足跡)
朝食後そんな天気に誘われてまた2人で散歩に行きだしました。
1月は雪ばかりで、大した量ではないにしても散歩もままならず、殆ど家の中で自分流の運動をしていたので、出てみればやっぱり外は気持ちがいいなとつくづく感じ、誘い出してくれた夫に感謝です。久しぶりだったので、バス停までの往復の近距離から。
実際の雪道はやはり凸凹や坂で足をとられて歩きにくく、かなり付加がかかります。時間的には30分、家の中で運動しているのと同じ位の時間ですが、付加が掛かる分運動量はかなり違うようで、たかだか30分でも汗びっしょりになってしまいます。
いい汗かいて、周囲の山々や大石の川床、木々に被る雪の景色を眺めながら歩いていると気持ちが本当に晴れ晴れとしてきます。（現在家の周囲の雪はこんな感じ↓やっぱり少ない！）
こう急にお日様が照って明るくなってくると、光に誘われて散歩に出てくる人が増えてきました。それも殆どがジジババばかり。
車で街へ下りる時などヨッコラヨッコラ国道の端っこを歩いている人を何人か見かけるようにもなりましたが、かく言う私も完全なババ、ああして歩いているんだろうなあ～。
雪の季節、この付近に散歩道らしい恰好の道はなく、歩くとしたら大体は除雪されて比較的歩きやすい国道か、それより少し入って人家のある所へ続く道しかありません。
そんな人達にとって我が家や元湯さんへ向かう旧道は、車も少なく安心なので一番ポピュラーなコースと言えるかもしれません。
2人でバス停に向かっていると、途中よくそのコース上に複数の人の足跡があり、やっぱり歩いているな、誰だろう？などと想像していました。
たま～に１人ずつには会うことがあっても、当然もっと沢山の人と会ってもおかしくはない筈なのに、互いの時間のずれかそれは今まで全くありませんでした。
ところが昨日、バス停の手前で私達の方へ向かって歩いて来られる1人の顔見知りの女性に会いました。我が家によく遊びに来ていた長い毛がフサフサの黒犬、黒べえ君のお母さん（飼い主さん）。このコース上では初めてお会いしました。
黒べえは大好きないいワンちゃんでしたが、ロコと同じ位の頃に逝きました。そんなことで久しぶりにちょっと立ち話。やはり散歩でしたが、彼女の家からは大分歩いてこられた感じです。
3人で喋っていると、また1人の女性が追いついてきました。近所のたまにお世話になっていた美容院のＨ子さんのお母さん。こんな珍しい遭遇に「あら、まあまあ～」とお互いに嬉しくて。
それでもまずは一旦別れ私たちはバス停までいって引き返し、その後すぐのんびり歩いているお二人さんに追いつきました。それからはお喋りに花が咲き、楽しい雪の散歩とあいなりました。
雪道の3人ババ（婆）の初めての遭遇記念！
気づいたら3人とも70過ぎのババちゃん同士でした。こんなこと滅多にないから、といつもカメラをブラ提げていたのを幸い記念に写真を、と夫にシャッターを押して貰いました。
写真を撮って歩き出す頃、今度はまたもう1人の女性が！彼女は私たちよりはずっと若いのですが、40歳の時にはもうお孫さんがいるお婆さんになったそうですが大変若々しい方です。
17歳で結婚されたそうで、以前はこういう山深い部落ではままあったようです。
なんとその日は本当に珍しく同じ時間にみんな集まってしまい、女性3人さんから日頃は何も知らないこの辺の色んなお話が聞けました。
ところでこの女性方、考えてみたら皆さん姻戚関係にある方たちなんです。
黒べえのお母さんのご主人がH子さんのお母さんと兄妹、つまりお二人は義理の姉妹。
最期に加わった方は黒べえのお母さんのご主人といとこ同士、ということは、H子さんのお母さんともやはりいとこ同士になります。
この辺では今と違い昔は隣の人や向かいの人など、本当に近くの子供時代からの知り合い同士の婚姻も多かったようで、何かしら血がつながっている方達が多いようです。
いわゆるみな素性が知れている関係で、私からみると不思議で興味ある方々です。
我が家は一軒ポツンと離れた場所に住み、子供もないし、仕事も違う、みな農林業に従事する部落の方達との共通の生活が全くありません。
個々の友人はできましたが、地域会や婦人会も知らず、日頃どこにも属さず生きてきたので、たまのこのような出会いもまた楽しい時間になりました。
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