お ゆきの日々

 秋 田・八幡平の山懐で:



【折々 の日誌】   令和元年の営業終了 


 2019.11.6

 今期営業を11月5日を以って終了いた
 しました。
 これから12月末の正月短期営業の日迄
 しばし休業とさせていただきます。
 今年も様々な方々とお会いし、支えられ、
 無事愉しく終えることが出来ましたこと
 心より感謝致します。  
 最終日のお泊り仲間はバイク、前夜は0℃
 まで下がったような寒さでしたが、また
 来年!とお元気に出発されました。

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 さて今年はゲストハウスにしてから、若い初めての方が少しずつ増えてきたように感じられる
年だった。ゲストハウスという呼称も、みなさんに何とか馴染まれてきたようだ。
ゲストハウス情報からの初めての方に「YH」や「とほ宿」の存在を訊いても全く知らない方達
が多く、最初にそれを知った時は驚いてしまったけれど、これも時代の変化なのだなあとつく
ずく知らされた思いだった。
そんな中でも私の昔のYH仲間や、旧小舎時代からの古く長いお付き合いになる仲間達が来続け
てくれていることが本当に嬉しくありがたい。
そしてこの1年も私たち夫婦が病気らしい病気もせず、無事に過ごしてこられたことが何よりも
ありがたいことだった。

 今日は晴れ、今、夫は車の冬用タイヤに取り替え中だ。
今年は季節の進み具合ががかなり遅れているけれど、今日は晴れていてもいつ突然に雪となる
かも知れない、すでにそんな季節でもあるので出来る時に早目の作業は肝心だとばかり。

 今年はここなりに例年とは異なる様々なことが起きた。その最たるものは井戸水の枯渇!
10月3連休間近かを控えて、凡そ1週間近くも断水状態になってしまった。
貰い水をしたり、温泉でお風呂をいただいたり、お客さまにも温泉に入ってきていただいたり
と、なんとか凌いではこられたけれど、こんなことはここに住んで以来初めてのことだった。
冬に雪が少なかった、梅雨時は全く雨降らず、夏はカンカン照り、と雨不足が続き、あの大き
な玉川ダムさえも底が見えてしまった程だった。

10月の3連休の小舎の一大イベントである「きりたんぽ会」が気になった。
それまでには何とか!と祈る気持ちでいたところ、幸いにもその数日前に2~3度のちょっとは
まとまった雨が降ってくれ井戸は蘇ってくれた。
恒例の「きりたんぽ会」はおかげで台風をものともせずに集まって下さった多 くの仲間たちと、
おおいに盛り上がった。
お客さまには直接のご不便は余りおかけしなくて済んだことでホッとした。
毎日の生活の中では、停電よりも水がないのが一番大変なことである、とつくづく思った。
降る所には降り過ぎ、降らない所には水不足とあまりにも極端な天候続きである。
こんなおかしな状況がこれからはどんどん起きてきてこれが日常になるかも知れない、とよく
聞くようになってきたけれど、いったいどんな風になっていくのだろう?
日頃からの生活自体を見直すことが必要になってきたようだ。

しかし反対にいいこともあった。
台風の被害も殆ど受けなかったし、冷え込みも少なかったお陰で木々の葉がきれいなまま紅葉し、
ため息が出る位本当に見事な美しさに彩られた毎日だった。









更に夏の日照時間が多かったお陰で、今年の畑の作物は思いがけずに出来が良かった!。
赤くならず青いまま秋を迎えてしまう事も多かったトマトが今年は豊作で、秋の営業終了まで
ミニトマトは活躍してくれた。キュウリもせっせと食べた他に冬の保存漬けも作っておけた。
地ウリもよく採れたし南瓜もゴ~ロゴロ。
長ネギなどは我が家では初めて位の立派さで、全てが元気に育ってくれた。
何事も一長一短なのかもしれない。

昨日11/5日から八幡平の観光道路、アスピーテラインも来春まで長い期間の冬季閉鎖に入った。
まだ初霜も下りず、初雪も観ていないけれど、これもいよいよ時間の問題になってきた今日こ
の頃、これから畑じまい、冬囲いなど越冬準備や雑用に追われる日々が続く。

この1年間も小舎のご利用、ご声援本当にありがとうございました。

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