お ゆきの日々

     秋 田・八幡平の山懐

折々 の日誌】  山菜野草講座-1

  
2020.4.23

 そろそろ4月も末に近い
今 日も、朝からずっと雪降りの1日。
ホンのつかの間太陽が顔を出したのをすかさずつかんで小舎の周囲の山菜集め。
す ぐまたアラレになり慌てて帰ってきたけれど、それでも当地にもやっと山菜が芽を出す季節がやってきた。
そ こで今日から山菜野草講座。

ー[おゆきの山菜野草講座]ー

【フ キノトウ】=バッケ、【ヤブカンゾウ】、【アサツキ】
についてはすでに前ページにてご紹介済み。

今 日採ってきた山菜はこれ!

















[
ア ザミ]
根を切り落とし2~3㎝に刻み味噌汁の具に、これが2人にとっては春の最初に好きなもの。
甘辛味で炒め煮にもあう。青みとして焼うどんにもよく使う。
野性味あふれる味とシャキシャキとした歯触り、天ぷらが一番好きと言う人もあり。
当地方では塩漬けして冬期保存する人が多い。冬に塩出しをして汁の実や炒め物に美味しい。


[ヨモギ]
ご存知、ヨモギ餅に、我が家では乾燥して野草茶に。飲みやすく効能は実に多い。
天ぷらにもむく。

   
[スミレサイシン]
地下茎を擂るとトロロみたいになって食べられるけれど、根を沢山掘ってしまうのもどうかと、我が家では葉、花を料理の飾りに使っ てそのまま食べてしまう。癖もなくおいしい。



[三つ葉]
至る所で見つけられる。庭にもいつのまにかいっぱいに増えてきた。汁の実に、卵とじに。上品な野の香りがたまらない。この大きさ の頃は特に天ぷらにも合う。(ザクザクと刻んで小エビとカキ揚など)

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ー おまけ

 
[フクジュソウ]
 
我 が家のはまだこの位の状態。ちなみにこれは毒 草なので気を付けて!



[沢庵と赤かぶ酢漬け]
我 が家自慢の漬物ー両方とも全く色をつけていない。
沢庵
糠 と塩だけなのにこんなにきれいな自然の色に。
丁 度今頃からどんどんきれいになってくる。
本当に不思議で凄い! 
塩 の量を少しずつ変えて夏 位迄食べられるように漬けてある。(最後に食べるものほど塩を濃くしてあるけれど、長い間にその塩もすっかり練れてきつさも取れ てくる)

赤かぶは 塩と酢、砂糖はホンの少々のみ。酢を入れることによって日がたつほど色が赤く鮮やかさを増してくる。これも不思 議で漬物としてだけではなく、焼うどんの上や和 え物の上に飾っ たり様々にきれいな色を楽しんでいる。

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  さて、こ れからどんどん素晴らしくなってくる季節にお会いできないなんて本当に残念だ。
小舎の休業は一応5月大型連休の終わる6日までとしているけれど、
た とえ一旦は解除になったとしても、完全に元通りには戻れないのではないかと思え、そ のまま長引きそうな気がしている。
負荷のかかった分のしわ寄せがあちこちに起こり、元通りの態勢になるのは時間もかかるし、難しいのではないかと我が家では予 想している。

 「山菜の日」は 毎年みなさんから本当に楽しみにして頂いている。
私達も体中が歓びにあふれ野山を歩き回り、いそいそと渓流にイワナ釣りに出かけていく季節でもある。
けれどこのような状況下ともなると
今 後どうなるかはまるで判らず、「山菜の日」開 催の見当もつけられなくなってきた。その間に自 然界は時々 刻々と変化していってしまう。
そして世の中は今、殆どの人々が自由な外出もままならなくなっている状態だ。
そこで
せ めて想 像だけでも野山の幸を一 緒に愉しんで頂きたい、そんな思いでNT 上だけではあるけれど今 回のようなコーナーを作ってみた。愉しんで頂 けただろうか?

                                              
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