お ゆきの日々

     秋 田・八幡平の山懐

折々 の日誌今年の紅葉はこれで終わり


2020.11.23

 昨日は弘前城の裏手にお住いの小舎仲間ご夫妻にお会いしてきた。
そこから彼らのお誘いで鯵ヶ沢スキー場の麓にお住いのカップルをお尋ねすることになっていた。
集合してから出発前の少しの時間、彼らの案内で弘前城内を散策することに。
もう紅葉は終わっている頃とあまり期待せず、この季節なりの城内の美しさを見ようと思っていたのだけれど、ホンの狭い空間だったが最後に見事な紅葉を楽しむことが出来た。




辰巳櫓


散り落ちたイチョウの葉で周囲は真っ黄色に。後ろのイチョウはまだ真っ黄色!

 その後弘前から40分程走ってお尋ねした先は、70歳を過ぎてから岩木山を真正面に眺める大きな窓の建物を新築されたというお宅。
そこは、冬の風吹きすさぶ厳しい環境の中にあったが、そのお歳からそんな場所へ移住!というのも驚きだった。
風が作ってくれるから、と野菜や果物など様々な物を干して何でも乾燥させ、生活全般をエコに楽しまれているお二人だった。
お二人だけの時は、絶対に暖房は欠かせない場所なのに、衣服をいっぱい着こんで暖房を使わなかったり、その代わり厚地のふわふわ生地で作った袋の中に腰から下をすっぽり包んで過ごす、といった工夫満載の具合。
エネルギー問題は今後特に欠かせないことのようだが、食料も様々工夫加工して無駄にはしていないようだ。
寒いよ、と聴かされて伺ったのだが、それでもお客様にはそれなりの対応をして下さりホッとした(?)。
私達2組の夫婦4人は、食べきれない程の大ご馳走のお昼をふるまって頂きお腹いっぱい、残してしまった物はお土産に頂いてきて夕食にさせて頂いた。


赤い飲み物はリンゴの皮のホットティー。

 窓の外に広がる圧倒的なパワーを示す岩木山の大きな姿を真正面に眺めながら、(この日は夕方近く雨になり次第に霧が出てきていたけれど)3密も何のその、6人の男女はマスクもせず、食べて飲んで(アルコールはなし)愉しい談笑の時を過ごしてきた。

 こういう状況を普通に出来ることが本来の日々だと思う。
私たちはコロナ禍の現在の世界の状況を、それなりに把握しているつもりではあるが、その上でこの状況は何かおかしいと感じてもいる。
それに対する応えはネットの中でも様々に示されている。
マスコミの恐怖を煽る情報に振り回されず、自分たちなりの意見を持つ人々は必ずいるもので、そういう人同士は必ず自然に集いあえるものだなあ、とここへきてつくづく感じている今日この頃である。

                                                                                   PAGE TOP           

折々 の日誌】 >次 へ 今年の紅葉はこれで終わり 前へ