【折々 の日誌】郷土の伝統食
2022.1.16
お正月が明けても飽きずに雪はジャンスカ降り続いています。
郁男は一日中除雪に追われる毎日、結構逞しくなっているのではないかしら?
春になったら筋骨隆々になっていたりして・・・・・!
八重桜の枝も折れそうに!
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♥【けの汁】
【けの汁】
使った具材
山菜(ワラビ、ゼンマイ、ウド、アザミ、ハンゴンソウ、フキ)
きのこ(ハナイグチ、ナラタケ)
大根、人参、油揚げ、厚揚げ、さつま揚げ など
味噌味で
昨日15日は小正月、この地方でいう「けの汁」を作りました。
「けの汁」又は「きゃの汁」と呼ばれるこの頃に作られる秋田や津軽の郷土食です。
女性が正月の忙しかった日々からやっと解放され、料理作りからゆっくり休めるようにと沢山(昔は鍋いっぱいに)作っておき、温め直しながら数日間食べます。
別名「女正月」とも言われ、公に女性がのんびりできる日と認められていたんですね。
長い冬の間のために野山から採り保存しておいた山菜やキノコ、冬野菜をふんだんに使い、豆、油揚、厚揚げ、さつま揚げなどのたんぱく質ほかを加えます。
(具材は家々によって異なる)
だしと味噌だけで味を調えた、今の時代となれば素晴らしい健康滋養食だなあと思います。
でも見た目は地味~なので、インスタ映えしないし、美味しいものを食べ慣れている若者には?でしょうか?
今時はそんなに沢山は作りませんが、様々な味が混ざって本当においしいのです。これはまさに大人の味かな?
味噌汁と煮物の間位の汁の煮方で、さっぱりしているので幾らでも食べられます。
翌日になったものは味が更にしみてうまみも増します。
寒い地方の人々の知恵から生まれた料理ですが、どこにでもあるその土地土地に合った郷土食っていいですね。
さてあと5日もすれば大寒、冬の内で最も寒さ厳しい時期です。
その後2週間位するといよいよ春に向けての活動が始まります。
それは実際には遅々として目には見えないような日々の変化です。
そしてある日突然のように春の眩しい光が差しこみ、歓びが胸いっぱいに広がります。
そんなことを考えると、その喜びを倍に感じられるように今の厳しい寒さが必要なのかなと教えられます。
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大学入学試験が全国一斉に行われました。同時に南太平洋トンガ島で火山爆発が起こり、太平洋沿岸には津波の心配で避難命令なども出されゴタゴタしました。
幸い無事に収まりましたが、巻き込まれた受験生達は心落ち着かなかったことでしょう。
人生本当にいつ何が起きるか判りません。どんな時でも平常心でいたいものだと、年の始めに改めて考えさせられました。
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