おゆきの日々

  今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

折々の日誌 今年度の小舎の営業終了-1、そして弘前城の紅葉


2017.11.7

 本日11月7日のお客様をお見送りして今年度の小舎の営業を無事終了した。

 夕食をお出ししないことになって数年になったが、食べる所には不便な環境なので、わが宿なりに考えて最初から基本的なご飯、味噌汁、漬物、そして1皿の簡単夕食セットとしてお出しすることにした。(簡単夕食セット=500円)
この1皿が「段々多くなっているんじゃない?その値段で大丈夫?」と時々心配されてしまうのだけれど、ついついもう少しあった方が・・・とおつけしてしまい、殆どの方はこれで充分、と副菜も持って来られなくなっている。

   

    

そんな訳でお客様が入ればやはり2食の食事の用意はしなければならない。それでも以前の夕食作りから考えたら本当に楽になって、それだけでもありがたい。そして喜んでいただけるのだからやりがいにもなる。ただし10人前後までとなってしまう。

 お出しするなら少しでも地の物、季節の物を、と思えばきのこ採りで周辺を歩き回ったり、畑へ行ったりと食材用意で動き回るし、台所でクルクル動くだけでも結構な仕事量になる。
必要に迫られて動かなければならない事が、お陰でとてもいい運動になり健康も保っていられるのだからありがたいことだと思う。

 最近来てくださる仲間たちも年を重ね、みな口を開けばあそこが痛い、どこが痛む、○○は身体にいいそうだ、老眼がどうのこうの・・・などとの健康談義、みんなやっぱり年取ったなあ、と感慨深いものを感じる。
こうしてここまで来てくださるだけでもエネルギーを使われる訳で、健康でなければ出来ないことで、こちらも健康でなければお迎えすることが出来ない。
この期間、動きはのんびりとしたものになってきたが、私の身体の元凶である腰を痛めることもなく、お陰さまで元気でやり通すことが出来た。
良い時間を過ごすためには何はなくともやっぱり健康一番!とつくづく思った。
今年度も通ってくださった、何年ぶりかでお尋ねくださったみなさん、心からお礼を申し上げます。本当に楽しかったですね!

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 さてこの秋は暖かな気温が続き、紅葉の葉も霜や雪で痛むこともなく本当に見事だった。
前項「しつこく紅葉三昧の日々ー3」で終るかと思った紅葉三昧、が、またも懲りずに11/2に「弘前城」へ紅葉を見に行ってしまい、この秋は2人共完全な紅葉狂いになってしまったようだ。

「弘前城」
「弘前城」といえば春の桜が有名、しかし、秋の紅葉の見事さはあまり知られていない。
これは実に残念、知らない人はその分かなり損をされているのではないかと思うくらい。
春と秋、どちらがいいかと聞かれても全くもって優劣つけ難い。この順位付けは無理だと思う。







 桜の葉はほどよくピンクがかった優しい色になってお堀を囲んでいた。これはこれで心安らぐいい色合いだなと思う。そしてモミジの紅葉は言葉を失う程の美しさだった。
真っ赤に燃えさかるようなモミジが多く延々と奥深く重なり、色、規模、堀の水に映るその景観は見る物を圧倒してくる。
あの爽やかだった新緑のモミジがこんなに真っ赤な世界に変ってしまうとは、まるで信じられない。またこんなにモミジが多かったとは、桜の頃には気付かなかった。それほど春は春で桜に釘付けになってしまっていたのかもしれない。
写真を撮りまくってしまったけれど、私の腕不足がはがゆいばかり、でも見事さの一端でも。






そして「イチョウ」



園内のイチョウの巨木の紅葉もその日のお目当てだったので、目前に立った時は圧倒された。
この根っこが凄い!















グミに良く似たサンシュユの実

 
弘前城園内の素晴らしさは紅葉樹だけではなく、桜、松、イチョウ、カヤ、ネズコ、サンシュユ等の素晴らしい巨木、樹木があちこちにあること。
木を見るのが好きな私にはたまらなく魅力的で、どの季節に行っても見飽きることがない。

 色彩最高潮の時期にドンピシャとなったようで、ため息が出るほどの、これ迄で最も見事な紅葉を見ることが出来た。
プラス連休前日だったのでここの紅葉を知らない人が多いせいか、人出も少なく心行くまで歩き回ることが出来た。

今、平成の大修理中。

みなさん、来年は時間を作って是非弘前の紅葉を見にお出かけを! その前に春の桜があった!

「今年度の小舎の営業終了-2」に続く。


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