折々の日誌 カッコウと外仕事
2012.6.16
6月も半ばを過ぎ、当地も梅雨入り目前の感じです。
今日は雨の予報でしたが幸いにはずれ、何とか一日持ち堪えてくれました。
梅雨入り間近のこの時期は外でやる事が多く重なり、気もせかされるので晴天はとても貴重です。
目下夫は毎日薪割り作業です。
今年は南窓下の壁際に屋根付きの薪置き棚を作ったので、そこに作った薪を運び積んでいます。
大量のアカシア(ニセアカシア、or針エンジュ)の大木を頂いたのはありがたい事でしたが、それを全部梅雨入り前までに切って割って、と使える迄にする作業は大変な労働だとつくずく思っています。
黙々とやってくれているまだ元気な夫に感謝です。
私の目下の作業は野菜や花の種蒔き、苗の移植定植などが主なもの。昨年のこぼれ種から発芽している野菜や花の小苗を、探し歩いてはこれも同様に定植をしていきます。種が苗に成長していくと共に、定植する畝の準備もしておかないとなりません。
その間にも作業を始めようと外に出てから、予定外の事をし始めることも多々あります。
例えば山椒の葉が丁度採り頃になっていたら、沢山積んで佃煮にしておきます。
茗荷のコーナーを整理しようと行ったら、これも茗荷タケを採るのに丁度いい丈になっていたので、まず間引きを兼ねた茗荷タケ掘りが始まってしまいました。
これはこの時期だけのもので生味噌をつけて食べますが、地中深い根の方が白く柔らかでおいしく、地上部は10~15㎝位の丈が頃合いでしょうか。
乙な味でこれが食べられる事をご存じない方も多く、お客様に大変歓ばれています。
夕方近く中に入る前には必ず家の周囲をグルッと歩き、ミツバやセリ、ミズなどの何かしらの山菜を少しずつ採ってきます。
シーズン外れのこの時期は、当日予約など突然のお客様が案外多いので、そんな時のためにも慌てないように添え物の笹の葉やウルイの葉のようなものも忘れないように。
また私は歩き回っている内に、藪の中で山椒の小苗を何本も見つけるなど思いがけずいい物を見つけることがよくあります。
先日林の中を歩いた時も、小さな物でも見落とさないように目を皿のように見開き、腰をかがめながら歩いていたので、そこではブルーの名を知らぬ可愛い野草を見つけ即庭に移植しました。
(花の名前は調査中)
増えすぎた苗も捨て去るには忍びず、道端のあちこちに移植してしまうこともあります。
こうして本来の作業以外にもやる事が沢山出てしまうことがありますが、畑で一休みして緑に囲まれた空を仰いでいると突然「カッコウ~」の鳴き声が聞こえてきます。
爽やかな初夏の風になんてピッタリ!こんな最高の贈り物を聞かせて貰える時でもあります。
いよいよ明日辺りから梅雨入りでしょうか?
夫の薪割りも佳境に入っています。