おゆきの日々

 今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々、 そして常識と非常識の逆転もあり?の日々


癌から復活物語 >その11 水断食から出る


11〔水断食から出る〕

水だけの日を3日で終え水断食から出ますが、出る時は入る時と逆に粉ミルクを薄くから徐々に濃くしていきます。入る時より出る時の食事の取り方の方に、気をつけないとならないようです。

・5日目 朝薄いミルク1号食、昼1号食、晩2号食
2号食が普通食に戻った状態ですが、水断食を辞め最初に栄養分をとった時、この時は朝の薄いミルク1号食か昼1号食をとった辺りで、出る人は宿便が出ますが、私はなかなか出ませんでしたので、晩も1号食にしました。

・6日目 朝1号食
これを飲んだ時やっと便が出ました。最初の物が出たら必ず先生に教えることになっていましたので、「出ましたー!」とトイレから叫ぶと「流すなー!」の先生の声。「エッ!?」の私。
先生は素手を便器の中へ突っ込み、私の便を取り上げたではありませんか!
掌に便を広げて「ホラホラ~」と見せられました。そこには米粒大の白い骨の砕けたような物がいっぱい入っていました。「あんたの便にはこんな物がぎっしり詰まっていたんだね~」。

こうして先生は全ての患者の便を見て、周囲の人々にも参考にと見せて下さっていました。
そこでは先生の凄さを見せ付けられ、尊敬と同時に私は何もかもに驚かされるばかりでした。
一緒の棟の60代の女性はあと2ヶ月と言われていた肺がんの方でした。その方の宿便が出た時は、魚が腐ったように真っ黒でドロッとした物が大量に出て、臭いもまぁ~強烈な物でした!
それもみんなで見せて貰いましたが、便の出方は実に人によって千差万別です。

断食開けには宿便がドサッと出ると聞かされていたので、その方からすると私のは量も少なく、臭いもそれ程でもなく、期待していただけに少々気抜けしました。
私は水だけの日が短かったので、まだ完全な断食状態に身体がなっておらず、腸のお洗濯も完全には行われずこんなものだったようです。
60代の方はあと2ヶ月と言われたようにひどい状態でしたので、3週間1巡りのところ特にあと1週間他の人より長く粉ミルク断食をされていました。そのお陰で大分体力がついて来られしっかりと水だけを1週間なさることができました。それで存分に宿便を出すことができたようです。

夫は水だけを無事1週間終え最初のミルクを飲んだ時は、私は無感動でしたが、彼にはそのミルクが本当に美味しく感じられ感動したそうです。
そして宿便は私と同様思った程の量は出ず、気になる程の臭いもありませんでした。まあ健康体と言うことだったと思います。けれどその後はスッキリとした気分になったそうで、これからもたまにやってみる価値ありと思ったそうです。
こうして水断食は無事終わりました。

12〔様々な癌患者〕につづく



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