おゆきの日々

 今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々、 そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

癌から復活物語  >その17 最終回 現在の日々、玄米豆乳ヨーグルト 


17〔現在の日々、玄米豆乳ヨーグルト〕

病は、怖いものでも憎い敵でもなく、気付きのために天から与えられた大切なもの、そうありがたく素直に受け入れられた時から本当に楽で自由になりました。

だからと言って油断していれば元の木阿弥になってしまいます。
生かされた身は自分で大切に守らなければなりません。出来ることは何でもやろうとそれからは試行錯誤を繰り返しながら夫婦で学びの日々となりました。
これはいい、と思ったものでも時の経過と共に気持ちが変わっていったものもあります。
いいと思い込んでいた事でも、間違っていたと気付くこともありました。
学ぶほどに深まり迷路にはまり込んだことも度々で、今日までの長い年月が経ってさえまだまだ新しい気付きが多くある私達2人です。

これまでの一般的な土を耕し施肥する畑は、草や虫を敵としない自然農にすぐ切り替え、畑に出ればヨモギやスギナなどの雑草も大切なお茶として、怪我をすればドクダミの葉で処置したり、入浴や洗髪は塩でマッサージを兼ね石鹸は全く使わなくなりました。
食事もよく噛んで少しの量で満足できるようになり、その内朝食も抜くようになりました。

風邪をひくと、普通栄養のある物を食べてゆっくり休みなさいと言われますが、私達は風邪をひいたかな?と思ったら即食事を抜いてしまいます。その方が風邪が抜けていくのが早いのです。
猫や犬は体調が悪いと食事をしないでただじっとしています。その方が回復が早いと動物の方がよく知っているようです。バランスを崩している状態の内臓の上に、更に栄養分を与えたら余計働きが鈍って長引いてしまいます。

私達は風邪をひいても薬を飲むこともありません。
歯科医と眼科にだけは3~4年前に1~2度掛かった事がありますが、手術後今日までの27年間、検査のために病院へは一度も行ったことはなく、それでもここまで元気で来られました。
足がだるいとか、目が見えにくいとか、細々とした障害はそれなりにはありますが、この年ともなれば多かれ少なかれ誰にでも何かはある筈です。こうしてどこへでも歩いていけ、階段を上り下り出来、仲間と旅行をし、何でも食べられ元気でいられることは心からありがたいことと思っています。
自分の身体のことは自分で判る、と選んだ道で、これは間違っていなかったと思っています。

それにしても私達2人とも殆んど健康保険を使用していないのに、保険料だけはガッチリ取られてしまいます。
鹿角市では2年以上健康保険を使わない家庭は表彰されるのですが、我が家は対象外みたいです。
思うに市の勧めている健康診断を一切受けていないので、模範家庭とはみなされないということのようです。おかしなことですね。(私たちは行政の勧める事殆ど信じていないので)
保険を使わない場合、保険料を安くしてくれるなどの措置をとって貰えれば、みんなこぞって健康に気をつけることになるでしょうに。医学の世界も奥深い闇があるようです。

◎現在実行していること
・石鹸は全く使用しない。身体も髪も顔も塩だけの塩浴です。
 クリームなどの化粧品は殆んど使用しない。乾燥が気になる時は白色ワセリンを使用。
 洗髪後は現在は手作りのスギナリンスでマッサージ、これは2人で使用中。
 (最近は手作り乳酸菌液を使うこともあります)。

・お茶は焙じ茶の他野草茶が殆んど。季節により身の回りのヨモギ、スギナ、桑の葉、頂戴した 時には有機の玉ねぎの皮、ミント、ドクダミなどです。

・3・11以降朝食時は自家製玄米豆乳ヨーグルトをカップ1パイ分位食べていますが、原則とし て朝食は取らない1日2食。
 乳酸菌が免疫力を高め放射能に対抗する食べ物として最良ということで、飯山氏が植物由来の ヨーグルトの作り方をブログで公開して下さったのを即実践したものです。今は自分流にア  レンジ(玄米の変わりに朝採りのヨモギを入れたり・ヨモギにも乳酸菌がいっぱいついていま  す) することもあります。
 これは全国で多くの方達が真剣に試行錯誤で実践中で、乳酸菌を多く含む様々な植物の観察、 実験もされており大変素晴らしい状況です。

・雨さえ降っていなければ必ず散歩をする。 大体2人揃って近くですが。
・料理は食材を生かし自然に近い単純調理法で食べる。
 調味料は海の塩、安全醤油、自家採り大豆による自家製味噌、キビ糖、白と茶2種のごま油、
 菜種油、本みりん、純米酒、ダシは削り節、昆布、、、こんな物です。
・当然ですが、暴飲暴食はしない。出来るだけ外食はせず、ドライブの時もお弁当持参で。

欲を持たない。これはとても大切なことだと思います。
・遭遇する人、物、とは丁寧に接するが、時と場合によってはいい加減に接することも大事と心 得る。

病院には行かない。これを選んだことで心が本当に楽になりました。この開放感、味わって頂 きたいと思います。その分自分達で身を守る知恵も必要になってきます。

・毎朝起き抜けに生水を飲む。(これなかなか私には難しい!)

太陽を凝視する。これは一般的には非常識とされるものです。最初は勇気がいりますが、コツ を覚え慣れてくればすぐ出来ます。
 ただし提唱者の飯山一郎氏は20分位平気のようですが、2015,1月から快晴の日だけやり始めた 私はまだ2分位までが限度です。
 ※太陽凝視の秘密を明かした貴重な文書は、2014年の『スターピープル』誌(48号)に
 掲載されています。


以上、これらはみな簡単、単純なことばかりです。但しほんのちょっとエイ!という勇気が必要なものもありますが、やり始めは全て直感、これはいい、と感じたら迷わず即その日から実践してきました。
理屈ではなくそれ位の思いきりは大事なところのように思いました。
意外と思い切りのいい自分に驚いています。
シンプル・イズ・ベスト!お金も殆ど使わないで済むので経済的でもあります。

私の実践していることは単純なことばかりですが、一般にはやり慣れていない事が多いせいか、面倒くさくない?よくそんなことが続けられるね とか、食べたい物を我慢する位なら死んだ方がいい、などといわれる方もあります。

確かにご馳走を食べる楽しさ、女なら化粧をする楽しさも知っているつもりです。
でも例えば癌に罹った時、医者まかせの抗がん剤などの化学治療で髪の毛が抜けたり、絶え間ない痛み苦しみに襲われるつらさ、そして長い治療にかかる多額の治療費、周囲の人達の心労を想像したら、私の実践してきたことってずっと楽なことだな、と考えられませんか?

私は退院直後から宿の仕事を続け、畑や庭をいじり、仲間や夫と旅行をし、趣味を楽しみながら本当に普通の人と変わりなく、いつも通りの生活を通し続けてこられました。
病気は決して敵ではなく、やっつける相手ではありません。共存もできます。
現在闘病中で苦しんでおいでの方、諦めず、怖がらずどうぞ安心安全な治療法と巡りあわれ、病を越えてご自分の楽しい未来を創造していってください。
ここに記した他にも実践していること、したことまだ沢山ありますが、それらはもしかしたら皆さんが試行錯誤を繰り返していかれる内に遭遇する事があるかもしれませんね。
私のつたない体験から、少しでも何かのお役に立てていただければ嬉しく思います。


好きな数字である今回の17回で終了とさせていただきます。この数字まで引き伸ばしてしまいましたが、長い間、お付き合いくださり本当にありがとうございました。

(完了) 2015.10.10


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