【折々 の日誌】この夏も終わりに近づく
2021.8.20
8月も半ばを過ぎ夏も終わろうとしています。
久しぶりに晴れ渡った高い青空には、すでに秋めいた雲が流れていきます。
コロナ禍の昨年に引き続き静かな夏の日々でしたが、訪れて下さったステキな方々と充実した時間を過ごしてきました。
開所~お盆の頃は恒例の開所パーティーもなく、常連さんの直前のキャンセルなどもあって小舎のいつものこの時期とは顔ぶれも違い随分雰囲気が変わりました。
その間普段とはちょっと毛色の変わったお客様たちをお迎えしていました。
今夏は大学の自転車サークルの青年たちが、4~5人のグループで3組、それも入れ替わりに3日間続くというもの。
三者三様同じようなグループなのに、リーダーやメンバーが違うとこうも行動が違ってくるものかと面白いことでした。
若者たちが4~5人も集まればさぞや賑やかに、と考えるところですが、今どきの若者は意外と静かなのにちょっとびっくりでした。
コロナ禍の影響で大声で騒ぐのはご法度、の習慣が出てきてしまっているのでしょうか、それだったら本当に可愛そうです。
小舎で半自炊するグループもあり楽しそうにやっていました。
若者らしくお腹いっぱいになるように、と「きりたんぽセット」にうどんも沢山加えたり!これも美味しそうでした!
そんなグループはキャンプ道具もしっかり積まれていました。
夕食後にゆっくり話に興じていく組、さっさと寝てしまう組、
出発時も真剣に柔軟体操をしていく組、していかない組、と
これもまた様々。
昔のチャリンコさん達の積み荷からすると、驚くほど軽くコンパクトになっています。
用具の素材も軽く丈夫に便利にと、年々その変化にも目を見張るものがあります。
昔は自転車の前にも後ろにも、そして横にも抱えきれない程の大きな荷物が括り付けられていて、出発時のこぎ出しはフラフラ状態の人もいました(笑)。
でも長い日本一周の旅人とは荷物の量も違いますが、それにしても今は10 日余程度の夏休み旅行とは言えとても簡単です。
どなたもみんな頂上越えをめざし軽やかに元気に出発していかれました。
若者だから、といちがいにはくくれないものだね、とその日同宿だった長い付き合いの仲間共々実感させられたことです。
静かながらも館内には久しぶりに若やいだ声が響きました。
私達と一緒に年を重ねてきた仲間も共に気分を若返えらせて貰い、より良き夏を過ごせたこと嬉しく思いました。
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