おゆきの日々

  今どきこれって贅沢かもしれない?そんな何気な~い生活の日々そして常識と非常識の逆転もあり?の日々

折々の日誌 我が家の職人七変化


 2013.10.29 



 
10月初旬 ゆきの小舎周囲

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 10月晩秋 ゆきの小舎周囲 (現在)
 

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 我が家には職人が1人います。
ある時は大工、ある時は建具、
表具師、ある時は家の土台作りの型枠職人、ある時は築窯(レンガ積み)職人、ある時は水道の配管工、そして叉ある時はペンキ職人となります。
ようするに何でも屋です。

 8月中には半自炊場を設けるために、今迄の洗面所とは分けてトイレ専用の手洗い器を別に取り付け、それに伴い洗濯機の移動なども合わせて水道の配管工となっていました。
9月に入ってトイレの扉を手洗い器に向かい易いよう取っ手の向きを変え、ついでに今までの引き戸からドアーに作り変えようと建具師に変身。
更に10月に入って今度は屋根のペンキ塗り職人に早変わりしました。

 さてこの度のペンキ職人、錆が出始めていたトタン屋根の事がこのところ気になっていました。
トタンを張り直そうか、それともペンキを塗り直すだけにしようか、ちょっと迷っていたのです。
我が家の屋根は急斜面なので、足場を組まないと危険そうで素人に出来るものかどうか判断しかねてもいたのです。もし張り替えるなら今度が最後と考え、それなら少しでも早い方が、と思い切って見積もりを頼んでみました。

早速屋根を見に来られた職人さんは、当方の考えていた予算と似たような金額でしたが、年内には出来ないと断られてしまいました。ここのところ建築ブームで予定が詰まっていてどうにもならないのだ
そうです。
来年からの消費税UPの駆け込みや震災復興支援建設等、大工さん他その関係者はどこも引っ張りだこで手が足りない状態ということでした。
この状態ならまだ塗り替えるだけでもよさそうなのでペンキ屋さんと相談してみたら、と言われ即ペンキ屋さんに連絡すると、やはりそこでも年内には無理とのことでした。 どうしよう?

思い立ったらどうしても降雪前には済ませたくなり、それなら思い切っていっそ自分でやってしまおう、ということになってしまいました。
足場を組まずにやるにはどうすればよいかと色々思案していたようですが、2~3日後には長い梯子を購入してきました。出来る限り錆を落とした後、ローラーの柄の先に長い棒を2本繋いで凄い格好のペンキ屋さんになったのです。

 


 

 この10月は雨が多く、晴天の日を選ぶのも一苦労でした。
それからは落ちないよう注意しながら、下半分塗っては晴れた日を待ち、その上を塗っては叉待ってを繰り返しながら前後左右を進めていきました。
そうして約3週間かけて母屋、工房、私寝室の屋根全てを無事に塗り終える事が出来ました。


完了!
 
 やれば出来てしまった!そばで見ていただけの者からは意外に簡単、という感じでしたが、実際は相当に神経も身体も疲れたようです。

プロに頼む分がスッカリ浮いたのですから、家計の方も大いに助かり本当にありがたいことでした。
こんな山の中に好き好んで住むからには、この位の事もやらないとなりません。
大変なんだから、と言っている割には楽しそうに動いている我が家の何でも屋の職人さんです。
これでこの冬は雪もササ~っと滑ってくれることでしょう。嬉しいな!


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