おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で: 

折々の日誌   雨返し


2017.2.17


3年前の雪の量、今年はこの半分くらい



  今日は朝から本降りの雨、この時期としては実に珍しいことで、気温も予想以上に上がっている。
玄関前道路の向こう側1段下がった所に、雪を固めて駐車場を大きく広げて作ってある。
お陰で普段は1台しか置けない所に3~4台は置けると言う具合。
そして入ってきてくれる車も、ここで大きくゆっくり回すことができるので、宅配便の車でも簡単に
入ってきて貰える。

けれどここはいつもの道路上の地面の上ではなく、要するに雪が解ければ足元はないのでストンと1段
下に落ちてしまう場所だ。季節の変わり目には至って微妙な存在の駐車場ではある。
この雨でそこの雪が融け出し水溜りができ始め、まるで3月も末の頃のようになってきた。
油断していると融けていく雪に車がはまり落ちてしまうかも知れない。そうならないうち早々に元の
土の地面の位置まで移動しておいたので今日はもう安心。
勿論危なくなってくる前にはよその車のためにも、進入禁止位置の札は立てるけれど。
季節の変わり目はなにかと面白いことが多い、冬の谷間の一軒家の生活だ。

 さてこの辺では雪の季節に雨が降ると、その後は必ず天気が荒れて吹雪や大雪になると言われてい
て、それを雨返し(あまがえし)と言っている。「さあ、明日は雨返しになりそうだ」とこんな具合。
と言っている傍から大きな雨だれの音が次第に静かになってきたと思ったら、細かい雪に変ってきた。
そして見ている間にはっきりとした軽い雪粒に変って行く。いよいよきたようだ!
昔からの言い伝えは本当によく当たる。はるか昔から人々の営みの中で積み重ねてこられた体験から
なのだろう。その体験によって裏打ちされてきた感覚は確かなものだと感心してしまう。

 ここしばらく雪は降り続きながらも、気温の方は意外と温かい日が続いてきた。
本来の今頃ならまだかなりの寒さの中にいる筈なのに、昨日はこの時期珍しく運動後しっかり汗をかい
てしまったほどだ。
その温かだった気温とも明日あたりからサヨナラとなりそうだ。一気に気温が下がると予報で注意を促
していた。温かさに慣れてしまった身には少々堪えるかもしれないな。

 一昨日から久しぶりにミシンを出し始めた。
確定申告も早々に提出してしまったので気持ちものんびり。手仕事に向かったまず始めには、手提げ袋
を2枚ばかり縫い上げた。
1枚目は役所に支払う書類などを入れる小さめの物、2枚目は夫用に温泉へ行く時の洗面具や衣類入れ。

 暑さ寒さを繰り返す日々の中で、こんな風に何かをしていてふと気がつけば春!っていうことになり
そうだけれど、それが季節の変わり目ということなのかもしれない。

と・・・カメムシが急に出始めてきた。今年の春、いよいよ近しかな?

   
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