おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で: 

折々の日誌 台風18号のあと


2017.9.20

 18日夜半、東北を通過した台風18号は、日本列島を見事に縦断し北海道へと抜けていった。
またしても各地に大きな爪跡を残したもようで、被災された方には心からお見舞いを申し上げます。


台風の来る前にせっかく赤くなり出したトマトを採れるだけ採っておこう、と沢山収穫しておいた。
赤くなったトマトはやっぱり可愛い。これで早速
保存用のトマトソース瓶詰めを作っておいた。
これからもまだまだ出来そうだ。




 さて台風前日の17日は3連休の中日、本来なら小舎の行事の「奥入瀬を歩く会」を催す筈だった。
しかし翌18日の帰りに、もろ台風にぶつかりそうで心配だからとキャンセルが出てしまった。
現地の奥入瀬では青森の仲間達とも合流しようと楽しみにもしていたけれど、こちらからの人数が少なくなってしまったし、天候もはっきりしなかったので、話し合いの結果中止とした。

結局夜は元々会には参加せず夕方到着された「廃村めぐり」の本などを出版されている久しぶりのAさん達と、地元八幡平の古い地図を見ながら多いに盛り上がって楽しい時間を過ごした。
予報通り夜中に雨風が強まって案じられたが、河川の増水もなく収まってくれてほっとした。
朝になっても雨は止まず、時折激しくも降ったけれど時々の止み間もあり、そんな中をお客様たちは無事出発されていった。

 お客様の帰られた後にすぐ気になっていた畑に行ってみたら、やっぱり・・・!思っていたように強風で背丈の伸びていたキクイモが完全に倒れていた。



また赤い花がきれいに咲いていた大事な紫豆と他のインゲン類の支柱も皆倒されていた。


紫花豆(インゲン)はこの赤い花から丁度莢になってき始めていたところ。


キクイモの茎はもうすでに太くて硬くて、全てをグイ~っと立ち上げるのに力がいって大変だったけれど、それでも無事みんな元に戻すことができた。

雨の止み間に畑へ「それ~っ」と出るのだが、作業を始めるとまたザーっと降りだす、その繰り返しの中で2人でせっせと支柱を打ち直したり、倒れた物を起こしたりの半日になってしまった。
ニュースで見ていると台風の直撃を受けた地域では農作物の被害も大きかったようだ。それからしたら
優先順位でまだ倒れたままにしてある小豆も大豆もあるけれど、トマトやキュウリは無事だったし、完全に駄目になった物は何もなかったので、まずはありがたいことだった。

 我が家は何とか助かったけれど、
地元ではこれから収穫のお米やリンゴなどが心配でもある。
全てが済むまで天候が安定していてくれることを祈らずにはいられない。

 

 
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