おゆきの日々

 秋田・八幡平の山懐で:

折々の日誌 おゆきの東京2泊3日ーその4


2017.11.26 

ー小舎仲間のパッチワークキルト展へー
 今回の目的の2つ目は朋ちゃんのパッチワークキルト展へ行くこと。
先月案内を貰った時、丁度東京から帰る日が作品展終了日の前日だと知った。
会場は日本橋三越デパート向かいのビル、コレド3-4F。
馬喰町駅からすぐだったし、私の行動範囲内で迷わず行けるということもあり、なんとグッドタイミングな便りを頂いたことかと案内が届いた時に即行 こう、と決めてしまった。
その3日目の当日、これからクラス会に向かう妹と馬喰町駅で別れ、私は三越デパートへ。

ー三越デパートー
母や弟妹達と一体何度訪れたことだろう。
三越、高島屋、白木屋(今はなく東急、その後は?)と日本橋界隈のデパートは家から近く都電で行き易かったため、買い物といえばそこいら辺りへ よく出かけた。
子供の頃三越には上の階に大食堂があったので、特に最後には必ずそこに寄るのが楽しみだった。

何十年ぶりかで今回三越へ行ってみると、かつてのお楽しみだった庶民的な大食堂は無くなっており、各階毎に洒落たレストラン、カフェ、老舗の料亭 といったものが食事処として入ったスタイルになっていた。

 前日までにあきれる程歩き回っていたので、その日は告げておいた約束の1時頃まで三越店内を少し歩き回った後、巨大な中央の天女像が見える6F の手すりの脇にある深々としたソファーに陣取って読みかけの本をゆっくりと読みながら時間調整をした。
5Fの洒落た店でこれもゆっくりと昼食をすませてからコレド3-4Fの会場へ。

 朋ちゃんとはおよそ30年ぶりの再会!最後に小さかったお嬢ちゃんと2人で来られて以来で、ほっそりとしたあの頃のイメージのまま。あまりに懐 かしくてここでもまた抱き合って顔をしばらく見つめあってしまった。


体調を崩されていたゲジさんも千葉からわざ

わざ来て下さり、思ったより元気そうな様子

に安堵、たまらなく嬉しかった。









そこにゲジさんが知らせてくれてケロ ちゃんが来て、当日たまたまやってきた東京悦ちゃんとも一緒になって静かである筈の会場を超賑やかな場にしてしまった。
ケロちゃんと悦ちゃんが揃ってしまったのだから、これはもう誰にも止めようがない!

 昔から朋ちゃんの手作りセーターや小物作りのセンスの良さは判っていたけれど、そこにはその元からの才能と努力の賜物が結晶化されたような作品 群が展示されていた。
お弟子さんも沢山持っているようだが、その忙しい中で自分の作品作りにも磨きをかけてこられたようで頭が下がる。これまでにも様々な作品展で受賞 を果たしてこられているようだ。



↓バックになる基本の一番小さなピースで1.5×5㎝程×?万枚のピースから始まる!!!




気が遠くなりそう!

  
小物のバッグ類もお洒落、可愛い、シックと多才

   




この背中側も実は凄いのだけれど、見えずに残念!









日本ヴォーグ社主催でグ ランプリ!

 
 
どれも色、デザイン、縫製仕立ての確かさ、全てのセンスが凝縮されていると思ったけれど、特に私は朋ちゃんの「色使い」のセンスが好き!
パッチワークと一言で言っても作品に仕上げるとなると、洋裁、編み物,刺繍などの分野にも優れていなければならない。そして最後は縫製が甘いと全 てが無になってしまうので、仕立ての技術も必要となってくる。
これら全てを朋ちゃんは独学で身に付けられたというから感心してしまう。
朋ちゃんとゲジさんは小舎カップル、誰もが一目おくご夫婦で、こんな二人が小舎仲間であってくれることが誇らしく嬉しい。

 今回の東京行きは親族に会うのが主目的だったので、あとは朋ちゃんの作品展へ行くこと、その他は段取りがどのようになるか判らなかったので、仲 間や友人の誰にも連絡しなかった。
それでもケロちゃん悦ちゃんにも会えたし、大切な親族とも会え、短かったけれど充実した3日間だった。
とにかくよく歩いたというのが一番の印象。営業を終えてすっかり身体を動かさなくなっていたのであの東京を歩き徹せるか不安もあった。行ってみた らなんと我ながら感心したほど無事に歩き徹せ元気で帰ってこられた。今回はそのことが最も嬉しかったかな!
東京は歩くところと見受けたり!





 帰ってきたらやっぱり東京の寒さから一変、ずっと雪、今日はすでに積雪40㎝ほど。
これから白く長い長い日々が続く。でもうんと楽しかったのでそれだけで楽しく春まで過ごしていけそうな気がする。    
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