折々の日誌 紅葉も一気に後半へ
2017.10.12
今年の秋の訪れは早いと言われていたけれど、10月も半ばを待たずして八幡平は紅葉も一気に後半へ向かい始めた。
後生掛~大沼周辺はすでにピークを過ぎ、目下小舎の周囲(裏や正面)が日1日と見事になってきている。
紅葉はこれからどんどん山を駆け下りて、今月終わり近くには十和田湖、玉川温泉辺りを見事に染め上げ最後となる。
そしてそのあとの名残りの紅葉も筆舌に尽くしがたく、その時期もまた特にお奨めしたい。
〔秋を活ける〕
ウバユリの枯れた茎、雪柳の葉、山吹の葉、キリンソウの葉、菊の花、カンボクの実
小舎の周囲を見渡せば草木、ものみな赤や黄色に染まり始めた。
この1年の営みの最期を輝きで終えようとしている。
春の頃、夏の頃とは形も色も変えてそれぞれが、一生懸命に生ききろうとしている様はとても美しい。
俳句の世界では言葉をいかに少なく省いて情景を切り取るかが求められるようだけれど、活け花も同じことが言えるかもしれない。
でもやっぱりどの草花も、どの部位も余りにも素晴らしいのでみんなに分け隔てなく見て貰いたくて
私はいいな、と思ったものを種々雑多、ついついいっぱい一緒に活けてしまう。
殊に今の季節、秋の植物の微妙な色付き方は魅力的で、みんなまとめて見ていたくなる。
それで高級旅館や会場を飾るイベント用とは違うのだからと、活け花をたしなむ方からしたらハチャメチャかもしれないが、おゆき流で行くことにしている。
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さてこの秋の、と言うより今期営業一番の盛り上がり行事である「きりたんぽ会」もこの3連休で無事に終えることが出来、今年も多くの方々にご参加いただき、楽しい会に盛り上げていただいた。
毎年常連さんの中に1人2人~と初めての方の顔が見られるのは嬉しいことで、今回もまた新たな仲間が加わって下さり実にいい雰囲気となった。
そんな中に体調を崩され長いこと小舎に来られなくなっていたY子さんが、とうとう病いを克服し自分で車を運転しお出かけまで出来るように元気になって、お嬢ちゃんと一緒に来て下さった。
最後に会った時は、お父さんの背におんぶされていた赤ちゃんだったお嬢ちゃんが、もう小学2年生、
7年ぶりの再会だった。
7年という歳月は辛かったに違いないご本人は元より、待っていた私たちにとってもやはり長かった。織りん娘仲間のみんなが待ちわびていた彼女の復活が何より嬉しく、感動、感動の再会となった。
そしてご主人は仕事の都合で1日遅れてのご参加、以前より更に明るく逞しいお母さんになったY子さんと一緒にご家族で「たんぽ会」のメンバーの中に溶け込んで下さった。
この7年という「時」を待つことが出来たのも小舎の永い営業があったからこそ、その間の7年だった。
小舎はいつもこうして仲間達それぞれの人生と共に歩ませていただいてきたような気がする。
今年の「秋の織りん娘会」は11月の最初の連休頃に開催予定だけれど、Y子さんは今度はその仲間達とも会うためにまたきて下さることになっている。さてどんなに賑やかな会になることやら!!!
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